活動報告

情勢学習

自力更生の底力

3月22日、朝鮮労働党の金与正第一副部長は、トランプ大統領が金正恩委員長へ送った親書に関連して談話を発表した。朝鮮は、米国が情熱的に「提供」してくれている厳しい環境の中でも自前で発展し、自らを守るために懸命に働いている、と。

 

3月30日には、新任の対米協商局長が次のような談話を発表している。

 

『世界はなぜ朝米首脳の間にある特別な個人的親睦関係にもかかわらず、朝米関係が継続して空回りしていくのかをすべては分かっていないであろう。その答えを、米国務長官ポンペオが述べてくれた。…25日、ポンペオは全人類の命を厳重に威嚇する新型コロナウィルス伝播防止を議論するG7会議の後、記者会見の場で対朝鮮制裁圧迫を言ってのけた』、と。

 

朝鮮は、トランプ大統領が『真心こめた支援の手』を差し伸べようとする反面、国務長官が大統領の意に反していることにたいして、何の喜劇を演じているのだろうか、と思っているに違いない。

 

アメリカが対話路線にかじを切るのならば朝鮮も対話を促進している準備はできている。しかし、時間稼ぎの場に引きずり込まれる筋合いはない。朝鮮は自身で定めた道に行くし、アメリカがその過程で手を結びたいのならば結びましょうと言えばよい。朝鮮に何かしら手を出さない方が身のためである。けがをするぞ、と強調した。

 

2016年3月、『朝鮮の自強力』という政論が労働新聞にて発表された。

 

 

そこにはおおよそ次のように書かれている。…自強力第一主義は、自分の国の革命は自分の力で遂行しなければならないという革命思想である。世界にはさまざまな経済戦略・繁栄戦略があるが、我々の自強力第一主義のように、革命の厳しい暴風雨の中で見つけ危険な試練の中で検証された科学的革命戦略はない。この世界で祖国と人民を最も愛した我々の領袖たちが、高貴な遺産として残した革命財産がまさに自力自強の精神である。

 

金日成主席は回顧録にて、いくら愛国心が強く共産主義思想に忠実な人でも、自力更生・刻苦奮闘しなければ、芯のある革命家とは言えない。なぜならば自力更生する点に革命が興るか滅びるかの基本問題がかかっているためだと述べた。

 

朝鮮のすべての革命の歴史は、イコール自力更生の歴史だったと言えよう。その力を蓄えてきた結果、自力更生を生存様式として確立せしめたここに、今日の朝鮮の強さがある。

 

新型コロナウィルスの蔓延により、外交・輸出入経路が寸断されたいま朝鮮経済とて苦しいのはもちろんであろう。

 

しかし、世界最大最強の経済制裁を受け続け、アメリカが『提供』してくれた劣悪環境の中においても、アメリカと直接対峙し、対話の場に引きずり出せる力を持ったのが、現代の朝鮮である。

 

緊急で不可避なコロナの問題で、朝鮮経済にたいする打撃は想像に難くはないが、自力更生で国力を繁栄させる底力が朝鮮にはある。

 

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