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【雑誌イオ掲載】「地域づくり」の活動、九州のスケール生かし-九州青商会会長-

●MEMBER’S INTERVIEW

梁植源(43)
九州青商会会長

「地域づくり」の活動、九州のスケール生かし

 九州青商会は、4県(福岡、大分、佐賀、熊本)9ヵ所に地域青商会を設け、青商会がない県へのフォローも同時に行っています。この数年間で九州青商会の会員数は2倍に増えました。とくに2年前、4年ぶりに総会を開催した福岡地域青商会(福岡市を管轄)では、ここ2年間で会員数が2.2倍になるなどの飛躍的な発展がありました。これを機に他地域にも競争意識がめばえ、小倉、八幡地域青商会の活動も活発になり、九州青商会、地域青商会がそれぞれで主催するイベントを、過去にない規模で盛り上げることができました。
 このような成果を得た要因の一つは、常任幹事会の会議運営を充実させたことです。会議運営においては、まず九州の会長、副会長、幹事長らで行う3役会議で大まかな方針を決め、それを地域青商会で協議し、その結果を持って九州青商会の幹事会を行う流れになっています。特に福岡地域常任幹事会では、年間事業計画にそって、前回議事録承認、報告、事業討議(企画書作成)を行っています。
 また、「会長、幹事長だけがしゃべって終わり」の会議形態を改め、「みなが同じ立場、責任感、目的意識を持って参加する」よう努めたことです。そのために、学校支援、会員活性化、経営企画…など、具体的な役割を持った部署委員会を設置し、常任幹事一人ひとりに明確な「仕事」を任せました。
 このように九州青商会は、まず「魅力ある地域づくり」という考えで、なおかつ「九州」というスケールでできることをさらに模索していく中で、確かな実績を生んでいます。
 今、同胞社会が青商会に求めているものは、一言で「何もかも」だと思います。これは、青商会世代が年齢的にも一番フットワークが軽く、発想も固定観念にとらわれていないことと、ここ数年の活動で組織力も向上したからでしょう。これからも青商会が同胞社会のけん引役をしながら後輩たちにもどんどん良い影響を与えていきたい。1世、2世と30代前半や20代、ひいては4世、5世へと同胞社会をつないでいくために「今」われわれがいかに動くかに「未来」がかかっていると思っているからです。

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