KYC NEWS

同胞若手飲食業者経営者研究会(焼肉塾)第8次総会の報告

第7期テーマ「どん欲!」

 

KYC飲食業部会(通称:焼肉塾)の第8次総会が11月16日、石川県で行なわれました。

…焼肉塾は、商工連合会・同胞飲食業者協議会が主催する「朝鮮料理店経営集中講座」に参加した方々から是非、若手研究会も発足しようとの要望と、青商会でも遊技業部会やIT部会をはじめ30代同胞ビジネスネットワーク作りを推し進めてきた経緯をふまえて、商工連と青商会中央が幾度の意見交換会を行い、「在日同胞1世、2世が築き上げた我が民族の食文化・焼肉業界を3世、4世の世代がより発展させるために、若き経営者の資質向上とネットワークの構築が不可欠だ」との熱い議論と結論をもって発足されました。
私はこの理念と情熱は色あせることなく、今もみなさんの部会活動の礎になっていると考えます。…

中央青商会・姜尚賢会長のメッセージ代読から始まった総会。

事務局による7期事業報告に続き、事業総括と8期方向性についての提案を李忠義会長が行ないました。

李会長は7期にかかげた「どん欲」というテーマにそって取り組んだ部会活動が会員が飲食店経営者として、朝鮮食文化(焼肉)の継承者としての資質向上を目指し切磋琢磨しあえる貴重な場となったと綜合総括し、成果として3点を挙げました。

1.企画の段階から開催に至るまで会員による積極的な提案と参加をすることで実践的な内容と有益な情報を提供できた。

2.新たな企画を盛り込むことで、会員のみならずスタッフの仕事へのモチベーション向上とスキルアップ(接客の心得、調理技術)に貢献できた。

3.焼肉塾ネットワークによる会員間の関係が深まった。

また、この景気の中、8名の会員が新規店舗拡大した事も特徴的だと言及しました。

そして焼肉塾の理念にあるように、同胞社会と業界発展のために多くの会員が尽力したと労をねぎらいました。

地域の飲食業者協議会での活躍、とくに8月の西東京飲食協議会の発足や群馬での準備において部会々員が活躍していること、

会員の中から青商会中央常任幹事が選出され、各地青商会での要職を任されている点を成果として挙げました。

しかし課題点として、会員自身がどん欲になり、学び、実践することが基本であり、場がいくら提供されても、どん欲に立ち向かう姿勢が自身にないのなら得られるものも得られない、
つまり、環境でなく自身の意識とそれに基づいた努力が結果を生み出す姿勢をさらに高めるということと指摘しました。

つづいて、年間スケジュールに100%参加した神奈川・金相烈会員が代表し修了証を受けました。

また、今期中に結婚を迎えた滋賀・鄭 賢会員に部会からの祝福のプレゼント。

続く、規約改正案と財政報告も総会決定として了承されました。

今総会の特徴としては「7期に得たこと、具体的な成果」と題した会員報告と、「8期焼肉塾に向けて」と題し2時間の全体ディスカッションを行なったことです。

焼肉塾に入って商売の考え方が大きく変わった、気合いとか勢いだけでなくスタッフ管理・計数管理をキッチリしているメンバーから刺激を受ける、7期に行なったスタッフセミナー以降に仕事場の雰囲気が変わってきている、すべてにおいて「自店が全然デキていない」と気付かされ刺激になった…

先輩たちがスゴかったのは数字とか店の数だけじゃなく朝鮮食文化継承の意志だったと思う、先人が「産業」に育ててくれた中で同胞というネットワークを活かせればもっと強くなれる、ウリハッキョとか青商会とかの土台があって全国区の同胞でつくる会の魅力・ありがたみがある…

焼肉塾で解決するわけじゃない・考えて帰ることで自分が行動するのみ、会は「点」・自身で「線」にするんだ…などアツく深い議論がなされました。

第8期会長は東京「和」の趙和成氏。

9名の運営委員も了承され、第8期テーマは「大繁盛」。

スタートも、理念も、経営者としても目指すべき点をテーマに掲げました。

12月14日の第1回運営委員会を経て、会員募集に入りますので各青商会などを通じて案内します。

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