KYC NEWS

九州青商会に学ぶ-青商会の未来も「興」ハヌン同胞社会も地域組織から-

九州青商会に学ぶ-青商会の未来も、「興」ハヌン同胞社会も、地域組織強化から-

 10月31日(土)に行われた青商会中央幹事会第13期第1回会議にて、九州青商会が「地域青商会で部署委員会活動を定着化した経験について」討論を行いました。
 約2年間の実践課程を描いた、この討論には、今後青商会組織を同胞社会の主役として、レベルアップするための貴重な「経験」、「エキス」がありました。

 

 以下、会議で行った九州青商会の討論の中で、福岡地域青商会の内容を主に整理しました。
 
■全盛期の第一歩の実績!

 九州青商会では、この数年以下のように全盛期の第一歩ともいえる素晴らしい実績を上げています。

*九州青商会の特徴的な実績
 会員拡大:2倍
 九州青商会主催チャリティーコンペ(2009.5)過去最大231人動員
 ウリウリコッポンオリコンサート(2008.10)約400人動員

*福岡地域青商会の特徴的な実績
 会員拡大:2.2倍(2年間)
 地域主催チャリティーコンペ(2008年)183人動員
 地域主催経済セミナー(2008年)に160人動員
 地域商工会主催ゴルフコンペ(2009年)のお74%を青商会で動員

■実績を上げる事ができた経験-地域青商会の機能をレベルアップ-

 このような実績は失敗を繰り返しながら得た教訓をふまえたものです。
 地方組織で委員会を運営した割には実績が上がらず…、また会長、幹事長だけがしゃべって他の役員は「お客さん」的に参加する会議…

 このような問題点をどうすれば解決できるかを協議し、活動で明確に実証された、経験は一言で、地域青商会組織の機能アップ、特に①地域常任幹事会の会議運営水準、②部署委員会の運営、③年間事業の計画化、④会の財政力をレベルアップした事でした。

●会議運営のレベルアップ!

 以下のように行っている、福岡地域の常任幹事会のレベルは、全国トップクラスといえます。
1.開会・出欠確認
2.会長挨拶
3.前回議事録承認(議事録も簡素ながら重要事項をしっかり記入)
4.議題討議
 ①今月事業の最終確認
 ②翌月の事業企画書討議(この企画書のレベルも高い!)
 ③2,3ヶ月後の事業企画案討議
5.今後の主な日程確認
6.次回会議の日程決定
7.会長挨拶
8.閉会
*会員専用ページを開設した後に、資料として公開します。

 福岡地域常任幹事会は、結構議題が多くとも、1時間少々で大変内容の濃い会議となっています。
 会長、副会長、幹事長と部署委員会担当者の責任感と事前準備がこのようなレベルの高い会議を運営するカギとなっています。

●6つの地域(停止状態除く)の中、5つの地域で部署委員会を稼動!

 福岡地域では、2年前にミレ委員会、経営企画委員会、会員活性化委員会、会員拡大広報委員会を運営しています。(1つの委員会にメンバー3,4人程度)

*九州青商会では、現在5ヶ所の地域で、学校支援委員会、民族文化委員会、会員活性化委員会、会員交流委員会、経営企画委員会、総務委員会などの部署委員会を設置し、稼動させています。

 部署委員会を運営する事によって常任幹事一人一人に具体的で明確な「仕事」ができ、「お客さん」がいなくなり、役員全員が、主人公として会の運営を責任感とやりがいをもって行う事ができました。

●年間計画(予定化)

 ただ、委員会を運営すれば良い訳ではありません。
 総会時に1年間の事業と委員会の担当をしっかり計画としてたててこそ、その威力が発揮されます。
 福岡地域では、
 5月 九州チャリティーコンペ(会員活性化委員会担当)
 6月 朝青との交流(ミレ委員会担当)
 7月 商工会との協同事業(経営企画委員会担当)
 8月 学校納涼会(ミレ委員会担当)
 9月 家族交流会(会員拡大広報委員会担当)
 10月 地域チャリティーコンペ(会員活性化委員会担当)11
 11月 他団体との交流(経営企画委員会担当)
 12月 忘年会(会員活性化委員会担当)
 1月 新春講演会、支部新年会(幹事会)
 など、総会時に上記の年間計画を立てました。
 
 年間計画といっても、難しい事をするのではなく、このように「何月」に「何を」「どの委員会が担当」を決めるだけです。
 そして、会員みなで決めた事業を委員会メンバーが責任を持って具体化し進めて生きます。

●会の財政力アップ

 また、福岡地域では、会の活動資金をしっかり確保しています。
 基本収入は、会費ですが、事業収入もあります。

 財政を確保した事によって、各委員会の活動費(会長の活動費まで!)を年間予算化し、委員会はその枠で大胆で、なおかつ会員や同胞のニーズにあった良い企画を、財政の心配無く企画運営できます。

 会員の会費と事業収入で得た財政を「楽しさ」、「メリット」など何倍にして、会員と同胞に還元しています。

■地域組織のレベルアップにこそ、青商会と同胞社会の未来がある!

 九州青商会会長、幹事長が行った討論で一番強調された事は、委員会運営がレベルアップする過程で青商会会員の「若手」が青商会組織の役員として、そして同胞社会の担い手となった事でした。

 35歳の若手会員を「ウリウリコッポンオリコンサート」実行委員会の委員長とし、登用させ、活躍する場を設ける事によって、地域の副会長になったとの経験は、まさに、部署委員会運営などの地域組織をレベルアップさせる過程の本質が、同胞社会にとってもっとも重要な次世代のリーダーとなる「人」を輩出される過程だとの事を実証しました。

 こども達の輝ける未来と豊かな同胞社会は、ただ待っていても、実現できません。
 「実現する人達」がいなければなりません。
 九州青商会の経験を学び、地域組織を強化し、「興」ハヌン 同胞社会を築いて行きましょう!

PAGE TOP