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第13期目標に込められた「思い」

第13期目標に込められた「思い」

 第13回総会では、「同胞社会富興(プフン)」のために青商会を魅力と力を備えた組織へと強化し、結成15周年を迎える。」事を目標として掲げました。
 その目標に込められた「思い」について解説します。

■「在日魂」を継承し在日朝鮮人がアドバンテージとなる時代を!

 今回青商会が掲げた「同胞社会富興」には、情勢、環境がどうなろうと、「朝鮮人として堂々と豊かに生きるとの「在日魂」を継承し在日朝鮮人がアドバンテージとなる時代を築いて行こう」との「思い」が込められています。

 今、私達が朝鮮人としての誇りを持って、暮らしているのも我々のハラボジ、ハルモニをはじめとした1世、2世の先代の方々が、日本各地にウリ学校そして各団体、組織を設立、運営し、今日の同胞社会を築いてこられたおかげです。

 現在の状況と比べると、何も無いどころか、差別や弾圧が今日より、多い困難な環境だったと思います。
 その状況で今日の同胞社会を築いてこられたのは、まさに、どんな事があっても「朝鮮人としての誇りを持って堂々と、そして必ず豊かに暮らす!」との強い気持ちがあったからだと思います。

 「二度と、植民地時代のように、人間としての尊厳を踏みにじられ、バカにされながら生きない!自分のルーツを恥ずかしく思いながら生きない!」との「ハン」、そして「自分達の子ども、孫達は、どんな事があっても朝鮮人としての誇りをもって幸に生きてほしい!」との、未来に対する「希望」と、必ず成し遂げるとの確固たる「決意」があったからだと思います。

 この「思い」をいろいろな事情で持てなかった方、また、自ら捨てた人々は、日本の社会に同化されていったと思います。
 
 まさに「在日魂」こそが、同胞社会の根源だと思います。今日、同胞社会を取り巻く環境と現状は、青商会世代30代にとって、この「在日魂」を自分はもちろん、自分の子どもや孫に継承させるのか?しないのか?との選択をせまられています。
 
 青商会の答えは明確です。
 「在日魂」をもちろん継承しその「思い」を必ず成し遂げ、在日朝鮮人がアドバンテージとなる!です。
 
 今回の民族フォーラムの掲げた『「ネバーギバップ」精神で、朝鮮人として堂々と豊かに生きる事をあきらめず生きて行く』との「ウリ世代の生き様」を確認する事が結成15周年を向かえるにあたって一番重要な事です。

■団結と相互扶助ネットワークの力で「フン(興)ハヌン」同胞社会を!

 いくら魂を継承しよう思っても、その魂を現実化しなければ、意味がありません。
 同胞を取り巻く、現在の状況の中で、朝鮮人として堂々と豊かに生きる事は、簡単な事ではありません。
 拠点としてのウリハッキョにおいての学生数の減少と困難な財政状況、そして弱体化しつつある地域同胞社会等現状は厳しいものがあります。
 
 このような状況を打破するには、「在日魂」の継承とそれを現実化する術(すべ)である「団結と相互扶助ネットワークの力」を発揮する事だと思います。

 学校の問題、商売の問題などいろんな問題をひとつの地域、都道府県の力だけで解決するには厳しい状況だと思います。
 
 まさに今日の現状は、10数年間の青商会活動で実証された団結と相互扶助ネットワークの力を存分に発揮する時期だと思います。
 ハッキョチャリティーコンペの人とお金の集めかた等ハッキョ支援活動のノウハウの共有、遊技部会や飲食部会など実利を生んでいる業種別部会の活動、地域のイベントノウハウの共有そして、個々人の悩み相談や問題解決など、青商会ネットワーク力を実証する例は沢山あります。茨城フォーラムで参加者みなの大感動を得た「セッピョル学園」もまさにその証しです。
 
 団結とネットワーク力で「思い」を一歩一歩実現する事が今日の青商会において重要な事です。

■魅力と力を備えた組織づくりに主力を!

 「在日魂」を継承し在日朝鮮人がアドバンテージとなる時代を切り拓くにも、「フン(興)ハヌン」同胞社会を築くにも、団結と相互扶助ネットワークの力を発揮するにも、同胞から支持される組織、力強い組織が必要です。

 まさに、今日、名実ともに「同胞社会富興(プフン)」の主役として役割を果たす事が、青商会に求められています。
 
 また、同胞社会構成において最大数、結成世代の卒業、商工人の減少、未婚者の増加等青商会の会員構成の変化、そして情勢と環境の変化にそって組織を強化させなければならないとの現状もあります。
 
 「コッポンオリクラブ」など同胞社会の「財産」を造り結成10周年をむかえましたが、来年の結成15周年をきに全盛期へと飛躍するために今期1年間は、「同胞社会の主役」としてワンランクアップの「組織作り」に主力をおいて結成15周年をむかえなければなりません。

 

青商会会員ヨロブン!

 「同胞社会富興(プフン)」のために青商会を魅力と力を備えた組織へと強化し、結成15周年を迎えましょう!

 

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