3月6日、神奈川県の黒岩祐治知事が朝鮮学校に対する県補助金を計上しない方針を示したことをめぐり、神奈川青商会会長をはじめとした8名の神奈川県青商会要請団代表が県庁を訪問し要請及び要請文を提出した。
神奈川県知事は2月13日に朝鮮学校とはまったく無関係である共和国の3回目の核実験を口実に、長年築き上げた信頼関係と県民の理解を無視し「県独自の補助金を、平成25年度当初予算案に計上しない」と発表した。
神奈川青商会は、代表団を組織し県庁へ行き、神奈川県知事に対し「黒岩知事が『核実験』を口実に何ら関係のない学校と学生たちにその矛先を向け、『朝鮮学校への補助金を計上しない』との決定はまったくの筋違いであり…国際性豊かな県として、世界でも認められている神奈川県の知事が、今回のような民族差別的な決定を下したことは、到底理解することができません。在日本朝鮮神奈川県青年商工会役員及び会員の名において、黒岩知事に強く抗議し、当初の予定通り神奈川朝鮮学園に対する平成25年度補助金を予算案に計上することを強く求めます」と要請した。
神奈川青商会代表は、1時間以上にわたり県の担当者に対して、我々の主張について強く要請し、県知事への要請文を責任を持って知事へ伝達するように伝えた。
神奈川青商会代表団は、最後に「県知事、一度ウリハッキョ(朝鮮学校)を訪問してください。そして話し合いましょう」と語った。