12月1日、ウリ民族フォーラムIN東北で発表された『ALL東北プロジェクト』運営委員会の発足式が行なわれた。(発足式後、宮城青商会総会が行なわれた)
発足式には東北地方青商会をはじめ約50名が参加した。また、北海道、茨城、栃木、東京、京都、中央からも青商会メンバーが参加した。
【目的】
●東北同胞社会を元気にする!
『ALL東北プロジェクト』(略称 ATP)は、政治情勢、同胞人口減少、経済不況、結婚問題、差別問題など我々をとりまく環境が悪化していく中、在日1,2世が築き上げた伝統である同胞ネットワークの力、相互扶助の精神を発展させていくことにより在日同胞としての明るい未来への可能性、道を切り開いてゆくための実践を目的として活動する。
●ネットワーク強化、再構築
現在、ウリ民族フォーラムIN東北を契機に東北6県同胞社会、東北出身者とのネットワークを基礎として新しい連携体制を構築した。
そのネットワークの力を東北同胞社会の継続的な発展と強化に集中させることを目的として活動する。
このように『ALL東北プロジェクト』は、少ない人材、財政、資源を結集させ、ネットワーク化させることで最大限のパフォーマンスを発揮できるプロジェクトとして始まった。
ALL東北プロジェクトは、東北同胞社会のネックとなる同胞社会のネットワーク化、ビジネスサポート、民族教育支援の3つのプロジェクトから構成され東北同胞社会の全盛期を切り拓く切り札となる。
また、日本各地の青商会ネットワークを活用しながら、各プロジェクトに集中的に力を注ぐことでALL東北プロジェクトは『東北同胞社会の全盛期の飛躍台』となる。
【各プロジェクト紹介】
1.「Newdayプロジェクト」
趣旨:在日同胞のネットワークを強化し、つながり、団結を強化するためのプロジェクト。
それぞれの同胞社会のニュースや、日々の出来事などの情報を、6県の同胞で共有する仕組みを作る。
事業内容
―「同胞メール配信サービス」(登録者目標777人)
―「Face bookグループ ウリ民族フォーラム2012」活用
―「ハンマウム会」(関東地方東北出身者、関連者の会)
2.「TKBプロジェクト」(東北・コリアン・ビジネスプロジェクト)
趣旨:在日同胞社会の伝統である相互扶助の精神に基づき、青商会をはじめとした在日同胞のネットワークを活用し、同胞のビジネスと生活上の諸問題を解決する仕組みを構築する。
事業内容
―「ビジネスサポート」(起業支援、事業支援)
―「スキルアップサポート」(経済セミナー、情勢情報配信、学習会など)
―「スペシャリストサポート」(弁護士、税理士、行政書士などのスペシャリストによるビジネス上のサポート)
3.セッピョルプロジェクト
趣旨:東北6県の民族教育をサポートし民族性と同胞社会を担ってゆく人材育成を強化、発展させる。
―東北、福島ハッキョのサポート強化(オリニカップ、制服プレゼントなどの財政補助事業、茨城学区制のセッピョル学院の財政補助事業)
―セッピョルネット教室(インターネットを利用したウリマル教室、個別授業)※開校は4月下旬開校を目標とする!
―みちのくK・Kフェスタ(東北6県の日本学校に通う子供たちや未就学児童、そしてウリハッキョのハッセンたちが定期的に集まって交流を深める場)
(宮城青商会総会)
(宮城直前会長と各地の同級生たち)