■大会の模様
「第6回KYC-CUP OVER30中央サッカー大会」が11月2日から3日にかけて静岡県裾野市の時之栖スポーツセンターで行なわれた。
青空に恵まれた最高のコンディションの中、選手たちはサッカーと全国の青商会メンバーとの交流を満喫した。
在日本朝鮮人蹴球協会が後援につき行われた今大会は、サッカーという大衆スポーツ活動を通し地域青商会を活性化させ、また、全国的な交流と親睦を深めること、そしてウリ学校のコマチュック支援のために開催されている。
大会には都内予選を勝ち抜いて出場した東京・文京・千代田地域青商会や初参加の兵庫・伊丹高麗、KYC埼玉4.6など11チーム(昨年より2チーム増加)とその家族ら約230人が集まり、盛り上がりを見せた。
3つのブロックに分かれて行なわれた初日の予選リーグは、3チームと4チーム編成に組まれ、足を攣る選手もチラホラ見えるなど、さすがにハードな試合展開になった。
連覇を狙う岡山ピンナラFCが着実な勝利で順位を上げれば、昨年決勝トーナメントで惜敗した東京・第5青商会、KYC愛知、神奈川コリアナがこれに続くなど、最後の最後まで白熱した試合展開になった。
また地元・静岡One CoreaFCや、ICHIBANを掲げた民族フォーラム開催地の意地を見せたい千葉青商会、過去の出場大会では常に上位に食い込んだ北関東連合チーム、そして昨年全敗の雪辱を晴らしたい西東京青商会も全力でボールを追いかけた。
決勝トーナメントへ駒を進めたのは、昨年大会でも上位を占めた岡山、東京第5、愛知、そして2位リーグを1位通過した伊丹高麗の4チーム。
決勝戦は史上初となる2連覇を目指す岡山と、これを阻みたい愛知。
前半は一進一退の攻防を繰り返しながらも1-0で愛知リード。
後半に入り愛知が1点追加するも、岡山が1点を返す好ゲームを展開。
勢いを増す岡山だったが、愛知がとどめの3点目を加えゲームセット。
大会成績は次の通り。
優勝-KYC愛知、2位-岡山ピンナラFC、3位-兵庫・伊丹高麗、4位-東京第5青商会、5位-神奈川コリアナFC、6位-北関東連合チーム、7位-東京・文京/千代田青商会、8位-西東京青商会、、9位-静岡ワンコリアFC、10位-KYC埼玉4.6、11位-千葉青商会サッカー部。
大会MVP-李南洙(KYC愛知、49歳!)
得点王-金世潤(東京・文京/千代田青商会:11得点!)
初日終了後の交流会ではチームと選手紹介、青商会活動の共有で大いに盛り上がり、また親睦を深めた。
また大会では、30人を超す子供たちのために「オリニPK合戦」を行なうなど、毎年恒例の楽しいイベントが目白押しの大会となった。