申し込みフォームはこちら

「NPO法人ウリハッキョ」は、在日同胞を基本としながら、海外のコリアン児童、学生、青年達に対して、奨学支援事業を行うことを目的としています。

事業年度を毎年７月１日〜翌年６月３０日とし

1. 同胞弁護士育成事業
2. 同胞保育士育成事業
3. 在日コリアン学生たちの様々なチャレンジを応援する奨学事業
4. 民族教育や普及啓発する為の各種講演会、セミナーやイベントをプロデュースする事業

などを主な事業内容としています。

豊かな同胞社会と子どもたちの明るい未来のために献身する同胞弁護士を育成するための奨学金を付与する事業。民族教育権と同胞たちの生活を守ろうと寝る間も惜しみながら勉学に励む学生の姿に心打たれ、何とか支援できないかと立ち上げました。

現在、NPO法人からの奨学金を受給した司法試験の合格者は23名（2022年4月現在）に上り、弁護士として活躍しています。2019年末には「弁護士連絡会」も立ち上げ、青商会活動をはじめとする同胞生活幇助のためのシステムを構築していきます。

民族幼児教育を受けもつ現場のウリハッキョ教員たちと、朝鮮大学校の学生たちに、保育士資格を取得するための奨学金を付与する事業。
朝鮮学園附属幼稚園の先生たち、朝鮮大学校の学生たちは、卒業と同時に自動的に保育士資格を取得することができません。
そのため、先生たちは現場で、学生たちは大学授業と並行して、資格取得のため受験をせねばなりません。

民族教育の最初の一歩を責任持つ若手人材を育てようという思いから、2019年からスタートし、一期生から6名の合格者を輩出しました。

朝鮮大学校 2019年度卒業生
教育学部 保育科
朴 金蘭さん
(2019年10月の保育士試験合格）

私は昔から子どもが大好きで保育士になることを目指してきました。民族の尊厳を与え、ウリマルを学ぶことで、朝鮮の子を育てる民族教育。私はこのような志を朝鮮大学校で学んだように思えます。

しかしながら、資格も重要。合格率20％という壁を乗り越え、資格試験に挑む必要があります。体力的にも時間的にも、財政的にもハードルはたくさんありました。

今回、NPO法人ウリハッキョが保育士育成のための奨学金を給付してくれました。とても嬉しかったです。ウリ幼児教育を守るのが自分たちだけではなく、多くの志や想いが詰まって、幼稚班もウリハッキョも成り立っているんだなと痛感しました。

私はこれから子どもたちの民族教育を守り、同胞社会をより豊かにしていくため、教育現場に出て活躍したいと思います。