KYC－IT部会＆東京不動産部会主催・異業種セミナーが2012年3月22日に朝鮮商工会館・東京で開催された。

セミナーには、東京不動産部会やKYC－IT部会の会員をはじめ、関東近郊の会員たち約50名が集まった。

今回は、青商会世代を中心に同胞経済を盛り上げるためには、業種や部会内の相互扶助や情報交換だけではなく、他の業種をはじめ幅広い「繋がり」が重要だとIT部会と東京不動産部会が協議し、企画された。

セミナーでは、2つの講演が行われた。

まず、最初に「在日コリアンの相続に関する法的問題」と題して、全東周弁護士が講演された。
講演では、在日コリアンの現状から始まり、一般的な日本民法、『韓国』民法などの解説、在日コリアンの相続に関する事例などが紹介された。

続いて、「中小企業・海外進出の可能性を探る」～韓国からアジア、アメリカ、ヨーロッパへ～と題して、中小企業診断士である金世永先生が講演された。
講演では、グローバル化などのアジア経済の情況、中小企業の海外進出また海外でのリスクとリターンなどについて解説された。また、「韓国」へ向けての飲食業、製造業などの海外進出の実例や成功へのポイントなどが紹介された。

最後にIT部会部会長が挨拶をされた。
IT部会部会長は「異業種交流は必ず学べるものがある。今、青商会の遊技業部会や飲食部会などにも積極的に声をかけている。絆を深めながら、同胞ならではの相互扶助精神を発揮することでご自身会社と同胞社会を発展させましょう！」と語った。

参加者たちは、「非常によかった」、「ニューカマーの方が物件を購入した場合のケーススタディなど、もっと話が聞きたい」、「個人的にインドネシアに興味があり、もっと話が聞きたかった」、「新鮮な感覚を受けました」など感想を話された。

セミナー終了後、懇親会が行なわれた。
懇親会では、仕事の話だけでなく青商会や学校の話など、熱く語られた。