2012年3月4日、近畿ブロック役員交流会が大阪・梅田で開催された。
交流会には、大阪、京都、兵庫、和歌山、奈良、滋賀から約90名の青商会役員が参加した。
役員交流会は、役員達が青商会と同胞社会を担うリーダーとしての資質を向上させることを目的とし、2010年度より実施されており、2月に北関東・東北ブロック、関東ブロックで開催されている。
(受付:事前の打合せをする実行委員)
(交流会で多くのことを学ぼうと集まった役員たち)
●『在日同胞社会と祖国』基本講演
研修会では、朝鮮大学校の先生により『在日同胞社会と祖国』をテーマに基調講演が行われた。
講演では、なぜ一世の同胞たちが祖国を支持したのか?、今の朝鮮学校無償化問題など同胞社会の諸問題がなぜ解決しないのか?について解説された。
(朝鮮大学校の政治経済学部先生)
●K-興グランプリ中間総括
K-興グランプリ中間総括が発表された。中間総括では、主に日本各地の青商会の活動についての報告が行なわれた。
コリアンビジネススクール東海や北海道の同胞歴史資料館や神奈川の川崎大交流祭などが紹介された。
中間総括では、K-興グランプリ終了(第16回総会)まで残り3ヶ月の間にさらに役員たちが一致団結して運動を盛り上げ、近畿地方が先頭に立って多くの地域で『モデル青商会』を生みだそうと話された。
(各地の経験を真剣に聞く役員)
●近畿の各地方、地域青商会活動報告
近畿の各地方、地域青商会活動報告が発表された。
【未来塾・京都青商会】
まず、最初に「民族教育支援委員会主催『未来塾』について」京都府青商会が発表した。
『未来塾』は、朝鮮学校の学生たちと一緒に青商会役員が一泊二日で学校に泊まり、運動会やDVD上映、キャンプファイヤー、肝試しなど各種イベントを実施しながら学生たちの『絆』を深める企画である。
報告では、企画意図から始まり、準備過程や当日のスケジュール、総括内容などが報告された。
また、朝鮮学校の先生と何度も協議しながら、一緒に準備することで本当の意味で子どもたちにとって良かったと思えるような企画となった。
【今後の方針・奈良青商会】
続いて、「再起動の為の活動と今後の方針」について奈良青商会が発表した。
奈良青商会では、最大の使命である『学校の復活』を基本としながら、再起動から現在までの活動が報告された。
また、同胞全体を巻き込み、2012年6月10日に奈良朝鮮初中級学校卒業生と関係者らによる大同窓会的イベント「な~らのハッキョ」を開催することを発表した。
また今後、奈良同胞歴史フォーラムなどの大イベントから「一日福祉の日」、「オリニフェスタ」など同胞たちが喜ぶ事業を展開することが報告された。
そして、今年行なわれる、ウリ民族フォーラムIN宮城に奈良幹事10名全員が参加することが報告された。
【民族教育支援事業・兵庫青商会】
続いて、「合同会社アイ・ウィーについて」兵庫青商会の経営企画部が発表した。
合同会社アイ・ウィーは、民族教育への財政支援のために設立された法人で、レンタル事業や手数料収入など青商会のスケールメリットを最大限に活かすことが出来る。
今後は同胞起業も得をするような事業を積極的に展開し、民族教育を財政的に支援していく。
【民族教育歴史資料室・大阪東成地域青商会】
最後に、「民族教育歴史資料室の開設の目的と意義について」、大阪東成地域青商会が発表した。
日本各地の同胞たちの注目を浴び、今年2月26日に中大阪朝鮮初中級学校の教室に設立した「民族教育歴史資料室」について、オープン日に日本人250名が来場したことなど現状について報告があった。
また、「東成フォーラム」から始まった本事業の経緯や同胞たちへの感謝、そして東成青商会の想いと「実践」ついて発表した。
特に当日は娘の卒業式でいなかったが「東成青商会会長の背中」は、感動の逸話として紹介された。
(資料室を訪問する青商会中央常任幹事たち)
※すべての詳しい資料については、後日、ホームページで紹介します。
交流会が終わり、懇親会が行なわれた。
(挨拶をする青商会中央会長)
(懇親会は業種別に座り行なわれた)
(和歌山青商会会長)
(青商会について熱く語る地域役員)
(青商会の決意を語る役員)
(滋賀青商会再建宣言をする滋賀のメンバーたち)
(奈良青商会会長の決意)
(近畿地方の35歳以下役員)
(近畿地方の36歳から37歳の役員)
(最後に決意をこめて乾杯する役員たち)