岡山朝鮮初
中級学校の自主運営を支援する一環として、『第28回 I LOVE ハッキョ チャリティーコンペ』が5月17日、山陽ゴルフ倶楽部にて開催された。
岡山地域青商会(朝友会)李大樹会長を実行委員長とし、県下青商会幹事を中心にした実行員会のメンバーは、ウリハッキョ支援、東日本大震災支援という大きな目標を抱え2か月前から準備を推し進めてきた。
今年は毎年のウリハッキョ支援はもちろん、大型スクールバスを購入するという大きな目標のもとに実行委員会メンバーの意気込みは例年になく高まっていたが、その気持ちとは裏腹に、未曽有の不況にウリハッキョを支援して下さっている県下同胞、日本の友人たちも苦しみ喘いでおり、目標としていた協賛金額に届かないのではと危惧されていた。
しかし、男に二言はないとする李大樹会長をはじめとした実行委員会メンバーは再度奮起し、足を使って幅広く協賛金を集め、この時勢にあって目標額を大きく上回るという成果を達成し、参加者も昨年を超える244人がプレーに参加した。
レセプションでは、岡山朝鮮初中級学校校長である趙邦佑校長に協賛金目録の贈呈が行われ、同時に実行委員会の悲願であったスクールバスのキーが金康善教育会会長へ贈られた。
また、チャリティホールで集められた東北関東大震災への義援金が、「日本と南北朝鮮との友好を進める会」の代表である岡山県議会議員三原誠介氏に送られ、氏からコンペを代表して山陽新聞社会事業団東日本大震災義援金へ持参して頂く事となった。
これに返礼する形で、前述三原誠介議員と「進める会」の副代表であり岡山県議会議長である河本勉議員から挨拶があった。
当日は雷雨と雹など生憎の天気に見舞われ、ハーフプレイでコンペを終えたが、実行委員会メンバーは来られた同胞、日本の友人たちへ感謝の気持ちで礼を尽くし、参加者もまた晴れやかな表情で帰途についた。
この28回目を持って、集めた協賛金の累計額は1億2千万を超えた。