4月9日(金)に約10年ぶりに山口県宇部山陽小野田地域青商会再建総会が行われました。
総会には、中央青商会より会長、幹事長、広島会長と幹事長、西地域会長、岡山会長と幹事長、そして地元青商会のメンバーと、総連山口本部委員長、宇部小野田支部と下関支部委員長、学校長、県商工会理事長、金剛保険、朝青、地域商工会代表など約50名が参加しました。特に地域再建総会に山口県下の各団体の責任者が全員参加され、今回の再建総会が山口全同胞から祝福を受けている事を実感しました。
●再建準備の過程
この地域では、政治、経済の情勢、高校及び地元の初級ハッキョの統廃合などの要因で、地域活動が約10年間停止情況でした。
このような情況の中、2年前活動を再開した山口県青商会の有志達がこの地域の有志達と、とことん議論する過程で、時には、青商会無用論など反論もあり、気性の荒い?メンバー同士で喧嘩をする事も数回…(もちろん口喧嘩ですが…)
「このままだとこの地域の同胞社会は消滅する」、「人任せや、環境の責任にしちゃだめだ!民族の魂を引き継ぎ相互扶助の同胞社会を発展させて行こう!」…と有志達の眠っていた「心に火」がつき再建メンバーを募っていきました。
まさに、地域再建過程は、先代への義理と子ども達への責任感、そして未来に対する信念をもったメンバーが数名から7人に、そして、18人へとなる過程でした。
*青商会無用論を強行に唱えた、メンバーも当日は役員となり、みなを先導していました!
●2010年度の事業計画の発表
準備委員会では、数回に及ぶ議論を重ね、2010年の活動のキーワードを「つながり」としました。
現状で一番重要な事、それは「思いを一つに、人を集め、組織化」する事、そしてその力で30代はもちろん、先輩、後輩間、1世から子どもまでの同胞間の「つながり」を強め、縮小する同胞社会の現状を打破し、「同胞社会富興」へとプラスのスパイラルへと発展させるる事だと決め、以下のように、1年間の事業を定めました。
1.30代の親睦を深めネットワークを構築
*学習会、新年会、ゴルフコンペなど季節ごとのイベント
2.子ども達の未来を応援
*ウリハッキョチャリティー、地域の子ども達の交流イベント
3.経済サポート
*セミナーなど開催
4.地域同胞社会貢献
*地域同胞対象のイベント開催
*朝青、女性同盟など各団体との連携深める活動
5.地域組織強化
*幹事会の定例化、他地域との交流
●新会長の決意
総会の最後に、新たに選出された会長は、
「同胞社会を思う気持ちは誰にも負けない。今後切れかけた同胞間の関係をつなげ、同胞社会活性化に貢献する。地域30代に直接訪問し会って会員を拡大していく。1,2世が守ってきた、同胞社会を青商会が代を受継ぎ守り発展させていく!!」と、気合の入った、心に響く、決意を表明しました。
●懇親会とその後…
懇親会では、広島、岡山青商会会長のエール、各団体代表の祝辞、そして、集まったメンバー間での乾杯と歓談で、盛り上がりました。
オルシンも、青商会メンバーも、みな笑顔で、輝く目をしていた場でした。
今日の場があまりにも盛り上げり、当初、行けないと行っていたメンバーも2次会に参加し、その場は熱気むんむん。
40歳から29歳まで、ウリハッキョ卒業生、日本学校卒業生と、育った環境は異なるメンバーが、今後の青商会活動について、同胞社会について熱く語り、そして杯を交わしていました。
気合が入りすぎ、37歳の新会長は、3次会で「あしたのジョー」状態に…
4次会では、新役員達も次々とジョーになっていました。
この期間、夜遅くまで、議論し、準備し、今日の総会を成功裏に向かえみな本当に、真っ白な「灰」のようになっていました…もちろん、「今からがスタート!頑張ります!」と乾杯を「強要」する元気な役員もいました。
これで、3つの地域組織が再建され山口全地域を網羅する組織となった山口青商会は、今後、2番目に民族フォーラムを開催した、その潜在力を発揮し、全国の青商会会員と同胞達に力を与えてくれる事でしょう!
準備委員、そして、山口県青商会孫明守会長をはじめとした役員の方々本当にスゴヘッスンニダ!
青商会が活性化すれば同胞社会は、「フン ハンニダ」!