在日本朝鮮青年商工会 第14回総会が9月4日、北海道で行われた。
全国から400名を越す、代表(地方青商会と地域青商会の会長、副会長など)が集まった。
■総会では、第14期事業報告が行われた。
新時代の興する同胞社会を築くため、青商会ネットワークを拡充しよう!
1)第13期総括
13期の大きな成果として
●30代同胞青年を最大動員し、同胞社会を盛り上げた。
●民族和合、対外事業で新たな経験を生んだ。
●運動の主役として、青商会の組織力を高めた。
△青商会活動目的
今後も「豊かな同胞社会のために!」、「コッポンオリ達の輝かしい未来のために!」、「広げよう!青商会ネットワーク!」のスローガンを高く掲げ、同胞達の幸せと未来のために活動しなければならない。
同胞たちの幸せとは 先代達のスピリッツと業績、そして子ども達の未来を守り朝鮮人として堂々と生きること。 また、個々の夢と目標を実現し経済的に豊かに生きること。そして祖国の統一と繁栄、朝・日間の過去の清算を実現し同胞達の社会的地位を向上させるために生きることと、その過程。
△ 結成20周年を目指した活動指針
同胞達の幸せと未来のため、青商会組織を新たな全盛期を切り開く主役として更に強化し、新たな時代と環境に合った「フン興ハヌンする」同胞社会を創ることを、結成20周年を目指した活動指針とする。
新たな全盛期を切り開く主役とは 青商会組織を①新しい時代、新しい同胞社会の姿を創造し在日朝鮮人運動を牽引する力強い組織へと ②30代の商工人をはじめ幅広い同胞青年のニーズを実現する多様なネットワークへと ③同胞社会の主力として、日本と世界を舞台に活躍する人材を準備する能力を培った学びの場へと創り上げること。
「フン興ハヌンする」同胞社会とは 幅広い同胞たちが互いに助け合いながら生きる民族性に富み、和気あいあいとした地域同胞社会と、多様化した価値観と生活スタイルをもった様々な同胞達と繋がった同胞ネットワークを意味する。
■ 14期活動方針(2010.9~2011.6)
△ 目標と主なねらい
新時代の「フン興ハヌンする」同胞社会を築くため青商会ネットワークを拡充しよう!
青商会ネットワークを1.5倍の7500人に拡大することを14期の数値目標に定め、会費1.8倍、行事動員数と情報網数を1.5倍へ拡大。
人々が集えば楽しく、力が沸きあがり、知恵も財も生まれ、同胞社会が繁栄するということは、各地
の青商会活動過程で得た真理。
7500人を各種行事に動員すれば、現在の約3倍もの同胞が地域に集まり、7500人が子ども達をウリ
ハッキョに送れば、学生数が大きく拡大。
7500人とは青商会世代のウリハッキョ卒業生の約80%レベルであり、現在7300人の名簿を持つ条件
下では決して不可能な事ではない。
会員と同胞達の幸せのため、「フン興ハヌンする」同胞社会を築く上で今、一番重要な青商会ネットワークを拡充させていこう。
△ 主な事業方向
「民族教育文化事業」の質的レベルアップと「経済、生活サポート」の拡大、事業システムの完備に主な力を注ぐ。
△ 課題
1.民族教育を固守、発展させ、民族の代が4世、5世へとつながるよう「民族教育文化事業」の質を高める。
1)学校支援事業と学生募集事業、権利獲得運動
①神奈川青商会をモデルに「コッポンオリクラブ」活動と「民族教育フォーラム」などウリハッキョの広報活動と長野青商会をモデルに学生募集事業を組織的に展開。
②学校チャリティーや「1口運動」をはじめ会員構成にあった支援事業、ウリハッキョの法的、社会的地位の獲得するための権利学習と獲得運動を展開。
③「NPO法人ウリハッキョ」500口を目標に拡大し、弁護士育成のみならず様々な分野や資格取得を目指す同胞学生らへ奨学金を給付する展望を整える。
2)スキルアップのための学習と地域同胞社会を活性化する活動に多くの会員、同胞達を網羅する。
①京都、鳥取青商会をモデルに会員を対象とした民族文化と情勢問題を定期的に学ぶ「講座」の運営と「朝鮮植民地100年」の今年、「地域同胞歴史室」設立のための経験を創る。
②11月7日に青商会、朝青、留学同、女性同盟が初めてタイアップして開催する「同胞青年フェスティバル」中央行事と各地方行事に多くの同胞青年と同胞達を動員し、新たな全盛期の突破口を開く。
2.30代同胞青年の指向とニーズに合わせた「経済、生活サポート事業」のコンテンツを地方組織まで拡大する。
1)経済サポート事業を一新。
①商工会、金剛保険、信用組合とタイアップし商工人や給与所得者など全ての会員を対象にしたビジネススキルアップを目指した経営サポート網を構築し運営。
②青商会中央の5つの業種別部会の質を高め、30~40代の経営者達が日本経済界、ひいては世界で活躍できる経営サポートシステムを新たに構築。
③若手起業家育成と商工人らの経営力向上のため、商工連合会が新たに設立する「講座」運営に参画し、女性同盟とタイアップしながら「女性ビジネスクラブ」を発足。
2)生活サポート事業の幅をさらに広げる。
― 広島青商会をモデルに「出会いの場」を数多く提供し、家族交流会、健康・文化等、各種クラブ活動を定期的に運営するべき。
3.新しい時代にニーズに合った同胞達の地位を向上させ、新しいステージを想像する活動を展開。
1)歴史的な時代にさしかかった祖国の経済建設に寄与。
2)「ウリ民族同士」の理念のもと、民族和合事業を推し進め6.15統一時代の主人としての役割を果たす。
3)東京と京都をモデルにして地域と地方の実情にあわせながらJC会員や地方議員との関係を築き、若い世代の支持者、サポーターを増やす。
4)来るべき「アジアの時代」を見据え、海外進出を模索するための研究会と経済視察を企画。
4.全ての地方、地域青商会組織に宣伝広報システム、財政システム、部署・委員会の「3つの活動システム」を完備し、新たな時代の環境に合った組織形態と活動スタイルを継承、革新する。
1)役員と会員らのスキルアップと各種情報を収集、発信する宣伝広報システムの整備、拡大。
①「地域役員学習会」の定期的運営、「ブロック別役員研修会」の拡充
②情報紙、メーリングリスト、携帯メールなどの情報収集、発信の拡大。
2)「財政規律」に沿って会費納付者の拡大と、中央・地方分担金システムを確立、事業収入をアップ。
3)本総会で定めた部署に合わせ、全ての地域、地方青商会に部署・委員会を設置、運営し動員力と実践力のレベルアップ。
4)全ての組織を再建、活性化し30代同胞青年が暮らす全ての地域に、青商会組織を建設する。
5)「フン興ハヌンする」地域同胞社会を築くため地域組織を強化し、各地の経験や成果を迅速に一般化する運動を、会員の特性に合わせ新たに展開。
15年間の青商会活動の経験が物語るように、役員と会員、中央と地方、地域が団結するとき、大きな力が発揮される。
ひとつの組織では解決出来ない問題も、5000人のネットワークの力があれば解決できる。
在日朝鮮人運動の新たな全盛期は青商会が担うといった使命感を胸に抱き、さらに団結し、新時代の「興する」同胞社会を築くため青商会ネットワークを拡充させよう!