来る11月5日、青商会の新しい歴史が刻まれる。
青商会史上初、全国の地域青商会会長・幹事長たちが一同に会す「在日本朝鮮青年商工会 第1次地域会長・幹事長会議」(以下、地域会長・幹事長会議)が朝鮮大学校で開かれるからだ。9月に第20次総会を開いた後、ウリ民族フォーラムin大阪を成功させ波に乗る青商会。国連を傘に制裁キャンペーンに躍起になるアメリカや追従諸国を振り払い、朝鮮労働党第7次大会から躍動する朝鮮と「100日運動」を展開する総連。内外情勢が激動する中、在日同胞運動の今後を見据えた青商会の20期青商会運動を決起する場として、今回の会議はとても重要なターニングポイントとなる。
今回の地域会長・幹事長会議の目的は、一言で、青商会を飛躍の新段階へと引き上げるための運動決起の場とすることにある!
具体的には、①20期青商会運動の政策的要求と課題を提示し、青商会が「同胞社会の活性化」を強化していく上で主体的役割を担う意義を共有し、②地域青商会が持つ貴重な活動経験を共有しながら役員たちの情熱と知恵を一つにするとともに、③役員間の交流と親睦を深めてALL青商会の精神で20期運動を決起するために行われる。
◼内容
第1部 OB座談会
テーマ:理想の会長とは?
地域青商会活動を活性化させる意義と重要性、地域会長たちが果たすべき役割とは?
第2部 分科別討論
民族教育支援、経営サポート、生活サポートの3つの事業分野で貴重な活動経験を有する地域代表の活動報告、会場からの自由討論
第3部 20期運動決起モイム
青商会20期グレードアップ運動の概要と目標を提示し、運動決起の場とする。
懇親会 全国の地域会長・幹事長たちとの交流
第1部では、地域会長を歴任されたOBから、地域青商会活動の意義の神髄をお聞きする。地域青商会を活性化させるために何が一番重要か、OBをお招きして地域会長の役割についても伺う。
第2部では、3つの分野で成長している地域活動を紹介しながらどうすれば各事業で飛躍を遂げられるか議論したい。
第3部では今期運動の概要と最終目標を提示する。
◼第20期青商会の方針
9月の第20次総会では、今期の運動方針が発表された。20期は19期に引き続き青商会を「グレードアップ」させるためにすべての事業を展開していく。
少子高齢化やサラリーマン層増加による同胞社会の構造的変化、補助金カットや高校無償化問題など民族教育の前に直面する歴史的問題など、同胞社会が抱える課題を克服し、コッポンオリ達の笑顔と豊かな同胞社会を築くためには、青商会も時代の要求に即した新しいステージに入らなければならない。そのための「青商会グレードアップ」である。
では、その「グレードアップ」に向けて何が必要なのか?
何よりも、地域青商会を引っ張っていく役員のスキルアップが必要だ。会長を中心とした役員の一致団結力や行動力、組織力、創造力などの質が上がってこそ、同胞社会をけん引するパワーが確保されると言える。また、役員たちの同胞社会活性化への意識を高めるためには精神論にとどまらない理論的・実践的な根拠が不可欠となる。そのために、ブロック別役員研修会や役員学習会の定例化で役員の学習にさらに力を入れていく。宣伝広報事業も強化させ、モデル事業の紹介や情勢資料など、青商会活動に必要な情報を随時ネットからアクセスできるようにする。
次に、幹事会の機能アップが必要だ。幹事達の高い意識を具体的な形にするためには、幹事会でどこまで議論やPDCA(計画、実行、評価、改善)が出来たかが肝となる。また、青商会の7つの部署を機能的に活動させるためには、何より幹事会の質を高めることが一番の課題となる。会議を取り仕切る幹事長の役割も非常に重要となるだろう。そのために、地域青商会へのサポートを強化し、幹事会をより活性化させるための指南資料の提供も行っていく。
さらに、青商会の魅力を高めるための経済生活サポート事業のレベルアップが必要だ。魅力ある経済団体として青商会の事業領域を広めていくことも重要となる。幅広い層の会員・交流網層が関心を持つような活動を青商会が積極的に行うことで、同胞社会全般の経済活動が活性化される。そのために、これまで展開してきたコリアンビジネススクールや業種別部会の活動内容と領域をさらに発展させ、他の経済団体や専門家との連携を強化する体制を新たに構築していく。
中央青商会では、今後、2月に行われるブロック別役員研修会や4月の「青商会祖国訪問」を通じて躍動するウリナラの姿を見て感じる場を提供するとともに、地域青商会役員や幹事達の意識を高め、青商会の新しい飛躍の段階を模索していく所存だ。
20期運動は青商会の「グレードアップ」を左右する試金石となる期間となる。地域会長・幹事長会議を機に、<地域青商会からはじまるグレードアップ>を実現するスタートを切ろう!