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在日本朝鮮青年商工会 第14期 事業報告(総括編)

在日本朝鮮青年商工会 第14期 事業報告

《「興する同胞社会のために<拡大!>、<向上!>、<開拓!>》

△ 総会の目的

本総会は、結成15周年を輝かしい成果で迎えた誇りを胸に、力強く展開した第14期事業を総括して、在日朝鮮人運動の全盛期を切り開く飛躍台を築くため、青商会が同胞社会の<主役>としての役割を果たすべく、第15期活動方針を示すことを目的としている。

私たちは14期に「新時代の<興する(ハヌン)>同胞社会を築くため、青商会ネットワークを拡充しよう!」のスローガンのもと、精力的に活動し多くの成果と経験を生み出した。

■成果
1.「EXキャンペーン」を、地域青商会を拠点に「会員中心型」の運動として展開し、地域組織を発展強化させて、青商会ネットワークを大きく拡大した。

1)「EXキャンペーン」を通じて13期に比べ、会員(会費)数を1.5倍に、イベント動員数を1.1倍に、情報網数を1.5倍に拡大

-14期期間、13期に比べ
 ●32地方青商会中30地方青商会が会員及び会費数を拡大
 特に埼玉 247%、愛媛 300% 福島 320%拡大などなど
  京都では日本学校出身の同胞学生を15名が会員になる貴重な経験を創造

 ●広島青商会、京都青商会、長野青商会がイベント動員数を200%以上拡大したのをはじめ32地方中19地方が拡大

 その他にも700名の同胞を集めた京都青商会の特別講演、全同胞訪問事業を実施し震災募金活動とイベント行事を大成功させた東京渋世谷地域、105名の最高動員を記録したクリスマスパーティーを開いた山口下関地域をはじめ多くの地方、地域で若い世代のニーズにマッチしたイベントと行事を行い、青商会をより幅広い大衆的組織として発展させた。

 ●岡山、愛媛、長野、九州 青商会などでは情報誌を、兵庫、埼玉、千葉、大阪府北大阪青商会などではホームページやブログを作成し情報発信体系を構築し青商会のネットワークを大きく拡大させた。

このような活動によって、
地域青商会をはじめとしたすべての役員の熱意と責任感によって14期に目標と掲げた情報網数150%を達成した!

2)多くの地域青商会で民族教育文化事業の質の向上と経済生活サポート事業を積極的に行い、また組織体系を完備した全国の「モデル青商会」が各地に作られた。

①東京・江戸川青商会、京都・伏見青商会、岡山・岡山青商会、神奈川・川崎青商会、九州・福岡青商会、東京・大田青商会は3大数値目標を達成しただけでなく青商会の組織体系を完備し、民族教育支援事業と経済生活サポートなど中央青商会が掲げた目標を総合的に達成し「モデル青商会」になった。

また大阪・東成地域青商会では1000人以上の同胞を集め、地域単位では初となる『東成同胞フォーラム』を成功させ、愛国先代たちが築いた偉業と民族教育を守り、発展させていこうという青商会の気概を大きな感動と共に発揮した。また、この事業は学校がある地域青商会の貴重な経験となる。

14期、青商会の組織体系を完備する活動を積極的に行なった、東京、埼玉、長野、宮城、山形、岐阜、大阪、京都、広島、山口、岡山、愛媛、香川、九州青商会では、会員数、イベント動員数、情報網数のすべてを拡大させた。

③14期期間に茨城・つくば地域青商会と中央地域青商会の2つの地域青商会が新たに結成され、今年9月11日には奈良県青商会の再建総会開催が決定された他、滋賀県青商会も近日中に再建する予定。

④青商会の宣伝広報体系、財政体系、部署委員会の3つの事業体系を完備する活動において大きく前進した。
また、組織内に部署と委員会を数多く設置し、その機能を正常化し、13期に比べ13地域で組織体系、事業体系を完備した。

 

2.民族教育文化事業の質を向上させ、同胞社会で民族性を4世、5世まで継承させる事業において大きく前進した。

1)民族教育文化事業を展開
①鳥取、愛媛、九州 小倉青商会が運営する「土曜児童教室」、北海道青商会が企画した第2回ウィンターフェスタ、中四国ブロック青商会が8月に開催した第2回ピカピカミレキャンプと九州青商会が企画している「オリニキャンプ」、栃木青商会の主幹で北関東ブロック青商会が震災被災地の学生たちを招待し9月に企画している「セッピョル学園」などは朝鮮学校の学生たちだけでなく日本学校に通う朝鮮の学生たちの民族性向上にも大きく寄与した。
②東京・大田地域青商会では地域青商会主催では初めてとなる「ウリウリコッポンオリコンサートIN大田」を成功させ民族教育文化事業と学生募集事業で新しい経験を創造した。

③京都・南と伏見、東京・江戸川、鳥取、群馬青商会では歴史講座や学習会、10月22日に開設される「北海道同胞歴史資料館事業」など民族自主意識を高める貴重な経験を創造した。

2)朝鮮学校に対する財政的、物質的な支援活動を継続的に実施・拡大させただけでなく学生募集事業に積極的に取り組み青商会が入学、入園願書を直接もらうなどの貴重な経験を創造した。

チャリティーゴルフ大会史上最大の555名を動員した京都青商会、600万円のスクールバスを寄贈した岡山青商会をはじめ多くの地方青商会でチャリティーイベントを行い学校運営と子供たちの教育環境のために大きく寄与した。

14期 東京・江戸川青商会、大田青商会、渋世青商会、神奈川・川崎青商会、岡山・岡山青商会、倉敷青商会、京都・伏見青商会、大阪・北大阪青商会、東成青商会、生野南青商会、八尾柏原青商会では総連支部、学校と連携し、具体的な役割をもって担当者を設け対象児童の保護者に働きかけるななど学生募集事業に大きく寄与し民族教育支援事業の質を向上させた。

3)京都、愛媛、群馬、東京青商会などではゴルフ、サッカー、バスケットボール、ボーリング、陸上、空手、ソフトボール、ボルダリングなどのクラブを結成し、同胞青年のニーズにあった文化事業のメニューを増やし、そこに多くの同胞青年が参加した。

4)「NPO法人ウリハッキョ」と「コッポンオリクラブ」活動で貴重な経験を創造した。

 

3.経済生活サポート事業を地域単位まで拡散させ30代同胞青年の実利にそった活動を展開

1)岐阜青商会が企画した異業種交流会、愛知青商会が企画した飲食業連続セミナー、兵庫東神戸灘青商会と姫路西青商会、九州・福岡青商会と大阪・城北青商会、東京不動産部会、千葉青商会などでは経済セミナーを定例化した。

2)出会いのパーティーやイベントなどを地方、地域単位で企画し多くの同胞が参加することで、同胞青年の大きなニーズである結婚問題を解決するために寄与した。

特に広島青商会の奇抜な企画と綿密な行動計画によって2回目となる「出会いのツアー」では、参加した19組中10組のカップルを成立させた貴重な経験を創造した。

4.集団的相互扶助の力を発揮し東日本大震災支援事業を迅速に行い被災地の同胞や学生また日本の方たちを支援した。

1)同胞と学生が避難している福島と東北学校に、東京青商会をはじめとした関東地方青商会と同胞たちの、同胞愛溢れている支援物資を最初にもっていったことなど、京都、神奈川、北海道、北東北、山形、秋田をはじめ、多くの地方青商会が独自の方法で支援物資を揃え、また被災地の学校や同胞たちに、青商会OBたちの協力のもと、総連中央緊急対策委員会を通じて1000万円を学校支援金として渡した。

2)東北学校の学生、学年齢前児童のために「ウリウリコッポンオリ」慰問公演を実施し、7月には新潟学校に通う福島学生のために慰問公演を予定している。

3)飲食業部会「焼肉塾」は、3月と5月に被災地の避難所で炊き出しを行い、また、神奈川青商会の「川崎交流祭」や千葉県下の千葉、西部、東葛地域青商会と朝青が日本の団体と共同して企画した「千葉フレンドシップフェスタ」など多くの青商会で被災地の日本の方たちに対する支援活動を積極的に行った。

4)特に被災地の青商会メンバーは自分自身が被災したにもかかわらず朝鮮学校と同胞の復旧事業で大きく役割を果たし同胞と子供たちに力と勇気を与えている。

5.民族団結事業と対外事業で貴重な経験を創造した。

●青商会の組織力と活動の質を一層向上させ
青商会ネットワークを1.5倍に拡大!(目標達成)
14期は、青商会が《「興(フン)する(ハヌン)」同胞社会のために主役として力を発揮した》期間

■14期事業の経験と教訓

(経験)このように大きな成果を得ることができたのは

1)中央と地方、地域の役員たちが新しい全盛期を開拓する主役としての使命感を持ち、責任感と役割を向上

2)EXキャンペーンで地方、地域単位の実状にあわせながら、大胆かつ斬新な方法で実践

(教訓)反面、会員たちのニーズにあった宣伝広報事業と経済生活サポート事業を幅広く行うことができなかった問題点

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