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【雑誌イオ】財政力アップし、10年後見越す活動を/李忠烈青商会中央副会長

MEMBER’S
INTERVIEW

李忠烈(41)青商会中央副会長

財政力アップし、10年後見越す活動を

今期の13期は「組織強化」、すなわち青商会を「魅力と力を備えた組織」へと強化することを1年間の活動目標としました。
 結成15周年を迎える重要な時期に組織強化を目標としたのは、青商会が同胞社会の主役としての役割を果たせる組織、在日朝鮮人がアドバンテージとなる時代を切り拓き同胞青年と子どもたちの「夢をカタチ」にできる組織になるためです。また同胞商工人が減少し、同胞人口構成において青商会世代が一番増えている変化に対応し、今後5年、10年と青商会が同胞社会にいっそう貢献しうる「組織的な仕組み」を構築するためです。まさに今期掲げた組織強化とは青商会を「新たな段階」へ発展させることを指しています。
 組織強化で重要課題の一つは、財政力をアップさせることです。財政力アップとは、同胞社会の主役としての青商会活動を支える財政を、変化した会員構成に沿って「集め、使い、管理」する仕組みを作ることです。
 特に重要なのは、①会費(分担金)、②事業収入、③賛助金などの財政を集める仕組みを作ること。これは一言で、会長、副会長など数人で、財政を「負担」していた今までの慣例を、会員みんなで解決する組織的な仕組みに変えようというものです。1人の10歩ではなく「100人の1歩」、会費とスケールメリットを活用した事業収入などにより、財政を集め、子どもたちと同胞社会に貢献し、会を運営していきたいと考えています。
 このような形で財政を集め、朝鮮学校に年間数百万を寄付している地域、高齢者慰労イベントを主催している地域、家族イベントを主催している地域、各地巡回で毎年行われている「民族フォーラム」参加者の交通費を捻出している地域などがあります。
 これは会費を基本としながら、事業収入と賛助金をしっかり募っているからこそ可能なのです。結成15周年を迎える今年、5年、10年後も青商会が同胞社会によりいっそう貢献できるよう、そしてスケールメリットを活かした事業収入と賛助金を募る仕組みを構築していきたいです。

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