6月18日〜19日にかけて
「第13回セッピョル学園〜『輝かせよう!ウリセッピョル』〜」に、
茨城朝高学区(茨城・栃木・群馬・東北)の初中級部全生徒、茨城朝高生
総勢119名が参加し、北海道ハッキョの学生たちが18日にリモートで参加した。
朝鮮新報記事(朝鮮語版)
朝鮮新報で今年のセッピョル学園に関する詳細が非常にわかりやすく書かれているので、ここでは別角度で今年のセッピョル学園を紹介しようと思う。
■開園式
まず18日に開園式が行われ、各地の学校からオンラインで参加した。
開園式では、第13回セッピョル学園・裵漢明学園長(中央青商会常任幹事、東北ブロック長、宮城県青商会直前会長)があいさつで、
「新型コロナウィルスの影響で惜しくもセッピョル学園生たちが実際に集まれるのは1日のみで、開講式もオンライン上で開催されることになったことは少し残念だが、共に過ごす機会を設けるべく各地青商会や先生たちの様々な模索の中、開催することができたことを非常に嬉しく思う。」と述べながら、
「日本に住みながらウリトンムたちと過ごすこのセッピョル学園で、力をひとつにし、みんなの力で大成功させよう!」と呼びかけた。
■オンライン × 「日本一のマンモス校」
開園式後は学年ごとにオンライン交流会が開催された。
セッピョル学区では、昨年のコロナ禍におけるオンライン授業の経験を糧に、様々な場面で積極的にオンライン交流を行ってきており、現初級部2年生は、昨年10月から試験的に合同授業を実践してきた。
特に本年4月、茨城・栃木の各初級部1年に入学した2名の生徒は入学当初から週3〜4日リモートでの合同授業を開始しており、2学期からはより本格的に実践していく予定だ。
初級部1年の教室を覗いてみたら、
画面越しに「○○〜!今なんて書いてるの?」といった会話が普通に行われている光景を目の当たりにし、これこそがセッピョル学園の意義であると痛感した。
オンラインの特性を活かしながら「マンモス校」の本質を体現している一例であり、何よりも、現在全国的に推し進めるウリハッキョのICT教育の可能性を存分に示している姿であったと思う。
先日このブログでも配信された、三重・長野の合同授業も含めて、合同授業環境をしっかり整備するにはまだまだ課題が多い。
この1つの経験が、全国のウリハッキョにとっても貴重なものになると感じている。
■「セッピョルマスク」に込められた想い
19日。
セッピョル学園当日の朝、
思いがけなく「オリジナルマスク」が教員を含む参加者全員に配られた。
白・青・紺と色は様々ながらも同じロゴが入った「セッピョルマスク」。
これは本セッピョル学園長である裵漢明学園長の発案で製作されたマスクだ。
昨年も一同に会することができず、オンラインで開催された「セッピョルプロジェクト」のみの開催、そして今年もコロナ禍での様々な制限…
そんな時だからこそ、セッピョルの未来を担う子どもたちに何かできることはないか、できることがあるならしたいという、熱い想いがこめられたマスクだった。
それだけではない。
初めて披露された、新しいセッピョルを象徴するロゴ。
セッピョルがもじられた外枠の中に、七色の七角形。
今回参加した茨城・栃木・群馬・東北・北海道はもちろん、現在は休校中である新潟・福島の、7校の想いを込めた7角形、七色—
このマスクが製作される中で作られた、いわゆる「非公式ロゴ」ではあるが、そこにもセッピョルならではの想いがあった。
そして中3学生たちが企画する「セッピョルプロジェクト」の一企画に、偶然にも「セッピョルマスクケース作り」という企画があった。
中3学生たちが今年発案した学園のタイトルは、「私たちのセッピョルを輝かせよう!」。
学生たちも準備の過程で、セッピョル学園の歴史を辿りながら自身の在り方をしっかりと模索しているとのこと。
準備されたセッピョルマスクも、企画に入り込んだセッピョルマスクケース作りも、決して偶然ではなく、想いが繋がっている必然であったと思わないわけにはいかない。
13年前、初めて青商会が提案した「セッピョル学園」。
当時は大人が示した道しるべだったのかもしれないが、今や「セッピョル」という言葉は、一言で表現することはできないにせよ一人ひとりが大切に持つ共通認識になったことは間違いないであろう。
■「セッピョル学園」新たなステージへ
今年のセッピョル学園も制限が多かったにせよ、実は特別なセッピョル学園であった。
というのも、昨年は非常にイレギュラーな開催であったわけだが、昨年高級部を卒業し、現在は大学生になった世代が第1回セッピョル学園の初級部1年生。
「セッピョル学園第1期入学生」が「1期生最後のセッピョル学園卒業式」を飾ることができなかったのだ。
しかしそう考えてみたら、
今年のセッピョル学園は「完全なる第2世代」によって構成された新しいセッピョル学園のスタートだったのかもしれない。
現役の青商会世代に、セッピョル学園開始当初から携わっていた人は決して多くはない。
コッポンオリたちの輝かしい未来のために!
青商会の歴史と共に唱えられていたこのスローガンの真価が、いよいよ問われているのではないだろうか。
閉園式の準備で待機中、会場に訪れていた青商会メンバーが青商会OBたちとこんな話をしていた。
「去年の卒業生たちが第1回の1年生だった。その子たちが大学生になったことも感慨深いけど、見渡してみたら“セッピョル学園OB”が“ソンセンニム”としてこの場にいるのを考えると更に感慨深い。きっとそのうちセッピョル学園OBが“保護者”になって戻ってくるんだな。」(完)
この記事へのコメントはありません。