KYCファイル2025.11

朝鮮労働党創建80周年に際し

【10月1日~16日 ウリナラ訪問】

朝鮮労働党創建80周年に際して在日朝鮮人総聯合会、忠誠の手紙リレー代表団に青商会の代表も参加

朝鮮労働党80周年祝賀イベント

10月1日~16日の日程で朝青、青商会、留学同、朝大生からなる80人の代表団が朝鮮労働党80周年を祝う国家イベントに参加すべくウリナラを訪問しました。
今回のミッションはウリナラでも行われている忠誠の手紙贈呈式に在日本朝鮮人総聯合会の代表団も合流し参加すること。
そして党創建80周年を祝して行われる主要国家イベントに参加することでありました。

高まる祝賀ムード

忠誠の手紙贈呈式は7日に無事行われ、9日~12日は党創建80周年祝いの国家イベントに参加、13日~15日は平壌市内の施設にて学習及び観光という日程となりました。
9日に行われた党創建80周年記念大会&大集団体操と芸術公演<朝鮮労働党万歳>は10万人以上の出演者たちが一糸乱れぬ演目の連発で圧巻でした。
10日の閲兵式、11日の平壌市民たちによるパレードと松明行進も一心団結を体現した見事なものでこれはウリナラにしか出来ない、ウリナラでしか見れない代物でありました。

党創建80周年イベントに参加しながら思ったことは、ウリナラは若いリーダーのもとで強い国を自らの力で創るんだという気概と勢いを感じました。
未だ朝鮮国内においては強めの感染予防対策が講じられているため在日同胞たちの祖国訪問は以前のようにフルオープンにはなりませんが、青商会も今後定期的な祖国訪問事業を再開すべく計画を練っていければと思います。
全国各地から朝青、青商会、留学同の代表たちを祖国に送るべく尽力してくださった青商会役員、会員の皆さまへ感謝の挨拶を申し上げます。

中央青商会常任幹事会 幹事長 呉亨世

今回訪問した朝青会代表メンバー

新会長紹介

広島県青商会

【名前】鄭慶浩(チョンキョンホ)

【年齢】42歳(1983.10.6)

【所属地域】広島

【出身地】岡山県

【職業】会社員

■会長について

①好きな言葉/座右の銘

率先垂範、静かなること林の如く

 

②会長を受けることになったエピソード

卒業を考えていた矢先、後輩たちから「一緒にアフターフォーラムしましょう」のプッシュを受け決断

 

③思い出深い青商会活動など

実行委員長に任命された第42回チャリティーゴルフ大会で9年ぶりに動員目標200名を達成

■広島県青商会について

①管轄【5】地域、会員数【41】名

②今期の目標やスローガン、主要イベント、部署紹介など

[全般事業目標]

▶民族教育支援:持続継続!

▶組織力強化:幹事会の戦闘力アップ

▶人工芝プロジェクト:資金募集1,000万円目標達成

 

[アフターフォーラム]

▶ヒロキョレオンライン:年内登録者1,000名・収益5万円目標

▶ヒロキョレサポート:アイプロ動員拡大、ビジョン会議定例化

▶フェスタ:第4回-500名動員に向け総括

▶ピンナラ委員会:来年4月に向けて準備中

▶80周年誌:来年4月に向けて準備中

※その他 OB会の定期開催を検討

 

[主要イベント]

2月 OB会

3月 同胞花見

4月 チャリティーゴルフ

6月 ピンナラ学園

8月 ミレキャンプ

来年時期調整中:NGC、ヒロキョレフェスタ

大阪府青商会

【名前】朴俊宣 (パクチュンソン)

【年齢】39歳(1986年生まれ)

【所属地域】北大阪地域

【出身地】大阪市淀川区

【職業】司法書士事務所代表・事業承継会社代表

■会長について

①好きな言葉

「雨天中止」

行事が多すぎて死にそうな時に、神様が僕に与えてくれたご褒美なのかなと思っております。

 

座右の銘

 

「一枚岩」

李起守先輩が提唱され、李賢星直前会長より受け継いだ大阪独自のスローガンです。

在日朝鮮人が多く住む大阪は13個もの地域があり、それぞれが独自のコミュニティおよび価値観を形成しています。

それらの力を結集すべく、李起守先輩が提唱されたこのスローガンは、今でも僕たちの宝物です。

 

「ゼラチン」

私が大阪府会長に選任されるにあたり、勝手に提唱をし始めたスローガンです。インパクトに欠け全く浸透しておりません。なお、ウリマルにしたときに少々猥褻なイメージを受けるとの批判もございますが、負けじと浸透していく所存です。

 

②会長を受けることになったエピソード

大阪では、私の地域よりも多くの会員や幹事を集め、幅広く活動されている地域もあります。私よりも活躍されている同期や後輩たちもおります。その中で私に府会長のお話があった事は内心驚きでした。

 

しかしながら、4年間大阪府役員として、尊敬する先輩たちとともに過ごす中で、活動の楽しさと意義を深く感じれるようになり、それを次の世代に伝えていく責務が自分にはあるのではないかと思うようになりました。

 

信頼できる仲間たちとともに、大阪青商会の全盛期を築いていく決意です。

■大阪府青商会について

① 管轄【 13 】地域、会員数【 99 】名

 

② 今期の目標やスローガン、主要イベント、部署紹介など

 

― 目標

 

<より固い一枚岩>というスローガンのもと活動を展開した前期までの成果を土台に、より広範な同胞青年たちから<求められる青商会><入りたいと思う青商会>になるべく、これまで以上に【会員実利】を追求していく

 

― 主要イベント・部署商会

 

・ 主要イベント : <青商会カップ(低学年サッカー・ドッジボール大会)>

         : <コッポンオリンピック>

         : チャリティゴルフ<RE旗手CUP>(仮)

 

・ 設置部署     : コッポンオリ事業部

        : 財政事業部

        : 経済・生活サポート部

        : 宣伝広報部

 

朝青活動紹介

70年の歴史に刻まれた朝青の伝統

運動を先頭で牽引してきたセセデ団体としての朝青

前回に続いて今回のKYCファイルでは、70年の歴史に刻まれた朝青の伝統と活動について紹介します。

朝青は70年間、広範な同胞青年たちを支部と班に集め、民族性を育みながら次世代の継承者を次々と輩出してきました。

それは結成されてから今日まで変わらない朝青の使命があるからです。

朝青の使命とは一言で、「セセデ団体」、「大衆団体」としての役割を果たすこと。

そして持ち前の若さと勢いで直面する様々な困難にも率先して立ち向かってきました。

70年間朝青は何よりも、同胞青年たちに民族の言葉と歴史を教え民族性を育む活動を通して広範な同胞青年たちを集めていきました。

1960年代、総聯では民族教育を受けられなかった同胞たちに朝鮮語を教える活動が盛んに行われ、朝青も班の強化に力を入れるとともに、この活動に取り組みました。

「一分会にひとつの成人学校、一朝青班にひとつの青年学校」設置運動を繰り広げながら、1964年から1968年までの5年間で約10万人に朝鮮語教育をさせる目標を立て活動しました。

80年代には青年学校(仕事をしている同胞青年に朝鮮語を教える場)を1000個設置することを掲げ、2カ月の間に約6500人が受講しました。

余談ですが、近年同胞青年たちの民族性を育む活動が再注目される中で東京や北海道、福岡などを筆頭に青年学校を開講する動きが活発になっています。

対面とオンラインを駆使して一人ひとりのレベルに合った授業を行なうことで、受講者がハングル検定試験に合格するなど確かな実力を備えられる学びの場として同胞たちからも大変好評をいただいています。

民族性を育む活動は社会人だけではなく学生会(日本の中学、高校に通う同胞青年たちの組織)にまで及び、そんな学生会活動の中で最も力を入れているのが夏の恒例行事、サマースクールです。

通称「サマス」は1965年に始まりました。

全国規模の大交流会という形でクルーズ船の上や離島で行なうなどの様々な工夫をこらして、最も多くて1500人が集まるほど学生会の一大イベントへと成長していきました。

近年は都道府県ごとに開催しており、今年は朝青結成70周年に際して全地域でブロック開催を予定しています。(ぜひ多くの関心とサポートをいただけたら幸いです!!)

 

支部と班を中心に朝鮮人としてのアイデンティティーを育んでいった同胞青年たちは、私たちの権利を獲得するための活動でその力を遺憾なく発揮してきました。

祖国と日本を往来する権利を獲得する際には大阪から東京まで徒歩行進を行ない日本市民たちの関心を集めたり、「外国人登録法」(外国人登録証の携帯義務や指紋押捺などを強要する法)を反対する際には300万人署名活動を繰り広げるなど(結果的に351万人の署名が集まった)、日本社会に大きなインパクトを残した歴史の先頭には常に朝青がいました。

特に高体連主催のインターハイに朝高生が参加できるよう訴えかけたり、朝鮮学校学生たちにJRの学生割引が適用されるために街頭に立ってビラを配るなど、朝青員たちはかわいい後輩たちのために常に尽力してきました。

そして今も「高校無償化」や幼保無償化、補助金の停止など民族教育を標的にするあらゆる差別に率先して立ち上がり、声を上げ続けています。

朝青はこのような実践活動を通して次の代を継ぐリーダーたちをひとり、またひとりと輩出してきました。

 

同胞青年たちを集め民族性を育み、継承者たちを育ててきた朝青の70年。

現在、青商会や女性同盟、総聯の支部や分会などで活躍し、その名のとおり同胞社会を守っている先輩たちの多くが朝青活動を経験した卒業生のはずです。

総聯が70年の歴史を紡いでこられたのは、若い同胞青年たちを朝鮮人として育ててきた朝青があったからと言っても過言ではないでしょう。

そしてその使命の重さと誇りを誰よりも自覚しているのも私たち朝青です。

結成当初からの使命と70年を通して築き上げてきた伝統を心に刻み、70周年を輝かせる活動を通して結成100年までの明るいビジョンを打ち出そうというのが今の朝青のメンタリティーです。

これからも同胞社会を先頭で盛り上げ、新しい時代を切り拓いていく朝青の活躍にご注目ください。

今月の主要日程

11月1日千葉青商会総会
11月8日北海道青商会総会・青商会結成30周年記念式典
山口県青商会総会
静岡県青商会総会
11月12日CPM総会(博多)
11月15日中央常任幹事会(名古屋)
11月16日愛知青商会総会
11月18日群馬青商会チャリティーコンペ
11月22日東京都青商会総会