KYCファイル2025.06

【学習】青商会30年の歩み

青商会の伝統

KYCファイルでの連載が始まり8回目。

長らく青商会の歴史を語ってきたが、30年の歴史を語るには紙面が許してくれない。その後の歴史に関する詳説は『結成30周年記念書籍』に譲ることとする。

青商会は以降、自身のネットワークをさらに広め、豊かな同胞社会と子どもたちの未来のために試行錯誤を重ねながら、発展させていく。

コッポンオリクラブ、NPO法人ウリハッキョの設立、実践型フォーラムへの転換、ネバーギブアップ精神の誕生、1万人ネットワーク構築、東日本大震災を乗り越え、グレードアップ青商会へと青商会の飽くなき挑戦は続いてきた。

そして近年、未曽有のコロナ危機を乗り越え、汗をかく青商会、働く青商会のモデルを築き、支部と分会に代表される同胞社会に根をはり、民族教育事業を主軸とする運動を主導し、ハブとなる新時代・青商会の形を整てきた。

これまで7回にわたって記してきたとおり、在日本朝鮮青年商工会(青商会)は、愛国愛族の在日朝鮮人運動理念に則り同胞たちと子どもたちの未来のために紆余曲折を経ながらも絶え間なく、真っすぐブレずに進んできた。

結成当初の1995年、北海道から始まり、神奈川、東京、山口と4地方青商会が結成され、東京の台東、大田、板橋、北海道札幌など1998年まで67地域が青商会として生まれた。

30年経ったいま、青商会は中央を中心に33地方、118地域の組織を持つ団体、傘下に部会やNPOを持つ力強い団体、朝青や女性同盟など他団体と力を合わせ新しい試みにチャレンジするハブ的組織へと成長した。

30年の歴史を俯瞰し感慨深げに思うことは、『あのとき』活躍してくれた先代たちに対する感謝と尊敬である。もちろん時代の変化とともに創意工夫はされてきたが、会の理念と方針、主力事業は、ブレていない。

方法論はチャレンジだった。

誰もが諦めかけるかもしれないその時に、『諦めたらそこで終わる』と、同胞社会の課題を『自分の課題』として受け止め、もがき苦しみながらも前進し主動的役割を果たしてきたのが青商会の伝統であろう。

いま、歴史の30年地点に降り立った青商会のすべてのメンバーたちに変わらず見える景色は真剣に未来を背負う覚悟を決めて、汗をかくカッコいい姿だった。そして、その背中は祖国を愛し、組織と同胞、子どもたちの未来を守るという前向きで明るいものであった。

これから31年目の新しい第一歩を刻もうとする青商会にとって『継承するもの』(=変わらないもの)は何であろうか。それは愛国愛族の大道からブレないということ、すなわち同胞社会とコッポンオリの未来のために闘う集団である、というとこである。ウリナラを祖国とみなし、民族自主の理念を支え、この中で子どもたちを立派に育てるために本気で取り組む。そんな団体が青商会である。

この理念と実践の中で同志たちと絆を結び、信頼できる仲間を獲得できるネットワークを広げ、青商会それ自体の力を育むこと、それが新時代の課題として浮かび上がっている。

主力として控える青商会が未来を描き実践していくとともに、『同胞第一主義』『会員第一主義』を貫くために、何をなすべきか。

いま、問われている難問に答え、その課題解決のために取り組むことで同胞社会へ反響するその力はより強大となることを確信する。

31年目の新しい第一歩を刻もうとするいま、青商会は30年の間蓄積されたパワーと団結をもって、同胞社会をけん引し、コッポンオリの未来を守る同胞たちの無限の力を結集していくハブとなっていく所存である。

その体制を整え30周年を記念し、あらたな31年目を踏み出すきっかとなるのが、第29回総会の場であろう。

28期、残す1か月間、後輩たちにバトンを渡せる団体としての風貌をそなえ、総会の扉をくぐり同志たちが一堂に会したいと願う。

 

(了) 中央青商会

 

【特集】中央総会特集

主導とハブで駆け抜けた28期、いよいよ来月中央総会

主導とハブを全国に創る!という目標を掲げて駆け抜けてきた第29期の活動も今月末で締めくくりとなりました。9か月という短期決戦で設定した今期でしたが、あっという間に広島での総会を迎えることとなりました。

去年の9月末に西東京青商会が全国に発信してくれた<潜在力は我々の中にある!>という魂を胸に全国の青商会が主導とハブをテーマに豊かな同胞社会と子どもたちの笑顔のために精力的に活動してきました。

この間、9月の西東京での中央総会後に全国各地で立て続けに地方総会や決起集会が行われ、1月には中央幹事会を名古屋で行い今期の中間総括、後半戦の目標を一致しました。
そこから、<実践あるのみ!>を合言葉に2月には全国8つのブロックでブロック研修会を行い、その勢いのまま全国的に今期の運動を全面展開してきました。
3月末には第3回青商会学園が茨城ハッキョで行われました。

来月、広島で行われる第29次中央総会は青商会結成30周年の節目の年に行われる総会、中央の主要役員も入れ替えの総会、という意味で青商会の歴史において重要な総会となります。

全国の地方、地域青商会が主導とハブをメインテーマに駆け抜けてきた勢いそのままに来月の7月5日、広島で会いましょう!

セシデ・イオ!

新会長紹介

長野県青商会

【名前】崔成樹(チェ・ソンス)

【年齢】42歳(1982年生まれ)

【所属地域】長野県青商会

【出身地】長野県

【職業】サービス業

■会長について

①好きな言葉/座右の銘
작아도 고추알

②会長を受けることになったエピソード
トンポの数や学生の数が減っていく中で、誰かが率先してみんなをまとめていかなければならないと思い、自分が先頭に立ちやっていこうと決めました。

③思い出深い青商会活動
コロナ明けに青商会主導で行ったトンポ花見モイン

■長野県青商会について

①管轄地域青商会
長野県全域

②会員数【20】名

③今期の目標とスローガン
会員数は少ないが団結して目の前の課題を全力でやり切る!

④今期の主要イベント
メアリカップ(学校チャリティーコンペ)

⑤部署
企画部
民族支援部

⑥アピールポイント
若い会員が増えたのでそのパワーを最大限に引き出し、長野同胞社会を活性化させる!

三重県青商会

【名前】 金龍樹 (キン・リョンス)

【年齢】 42歳(1982年生まれ)

【所属地域】 三重県青商会

【出身地】 三重県四日市市

【職業】 飲食業

■会長について

①好きな言葉/座右の銘
시련은 일시적이고 승리는 영원하다.

②会長を受けることになったエピソード

同級生である金哲奎前会長から会長職を託されたので、当たり前のように引き受けました。

③思い出深い青商会活動など
三重県青商会の歴史に残るであろう「ウリ民族フォーラム2023 in 三重」

■三重県青商会について

①管轄地域【三重県全域】

②会員数【14】名

③今期の目標とスローガン
・目標
三重県同胞社会のため、子どもたちの未来のため、そして自分たちのために少しでもレベルアップを!
今日よりもちょっぴり良い明日を!

ースローガン
이어가자 미에‼️

④今期の主要イベント
コリアンフェスティバル
サランカップ
YYカップ

⑤部署
民族教育支援部
宣伝広報部
経済部

⑥アピールポイント
三重県唯一のウリハッキョである四日市朝鮮初中級学校のために、会員たちが一丸となりいつも汗を流す姿がアピールポイント!

朝青活動紹介

総聯結成70周年を輝かせた勢いそのままに、朝青結成70周年へと

ハナモアプロジェクト、いよいよ第3段階へ

6月1日から、朝青結成70周年を輝かせるための大衆運動「ハナモアプロジェクト」がいよいよ第3段階に入ります。

4月と5月の2ヶ月間は第2段階として、総聯結成70周年を率先して盛り上げる期間でした。
SNSを通じた宣伝活動や、行事への積極的な動員、そして本部や支部の会館掃除を柱に、日本各地の朝青員が主役となって活動に取り組みました。

なかでも大きな反響を呼んだのが、インタビュー動画「青春の声」です。
総聯結成70周年を迎えた朝青員たちの率直な思いや、未来への抱負が語られたこの動画は、SNS上で多くの「いいね」やシェアを集め、延べ11万5千回以上視聴されました。

青年たちの声が同胞たちへと行き届いた意義深い取り組みとなりました。

https://www.instagram.com/chochong_0801/

また、70年にわたりこの運動を守り抜いてきた先代たちへの感謝の気持ちを込めて、各地で会館の清掃活動も盛んに行われました。

各地の本部や支部でも朝青員たちが会館を自らの手で磨き上げ、節目の年を迎えるにふさわしい清新な雰囲気を生み出しました。

5月27日には、「総聯結成70周年記念公演」が盛大に開催されました。
この公演では、朝青員たちが多数出演し、合唱や舞踊、器楽など多彩な舞台で、70年の歴史を祝う華やかなひとときを創り上げました。

このような取り組みを経て、ハナモアプロジェクトは次のステージへと進みます。
第3段階の最終ゴールは、9月21日に予定されている「朝青結成70周年記念行事」です。

この行事に2000人を集め、朝青員たちの一つとなった熱意で朝青結成70周年を輝かせようという意気込みです。

ここ20年ほどで、これほどの規模の朝青イベントは実施されておらず、まさに大きな挑戦です。

実行委員会と事務局では、「こんな時だからこそ、過去の実績を超えよう」という思いを胸に、日々準備に励んでいます。

今回の記念行事に、各地の朝高3年生全員を招待することにしました。

学生たちと共に70周年を祝い、朝高生同士の交流の場にもなるよう、この行事を意義深いものにしていきたいと考えています。

そしてその費用をまかなうため、チャリティーゴルフコンペを開催することになりました。

しかし朝高3年生全員を招待するには、多額の交通費が必要となります。

ぜひこのコンペに、青商会の先輩方にもご参加いただければ幸いです。

「学生たちのために」「朝青の未来のために」、皆さまの温かいご協力をお願い申し上げます。

↓参加申し込みはこちらから

https://docs.google.com/forms/d/1o4Ih5zS4VY-oiHvqayEEebKbUFF2_xxjVHvn-OjdP6E/viewform?edit_requested=true

 

朝青結成70周年を輝かせるための準備は、着実に進んでいます。

イベントの準備だけではなく、支部や班の再建、同盟員拡大などの分野でも少しずつ成果が表れています。

 

朝青員たちが心をひとつ(ハナ)にして創り上げる記念行事へ、多くの方々にご関心とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

今月の#青商会いいね

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今月の主要日程

6月3日第15回フィマンカップ2025岐阜コンペ
6月4日第23回コマカップ北海道コンペ
6月7日中央常任幹事会、結成30周年記念事業実行委員会
6月10日第30回NANOHANACUP2025千葉コンペ
6月17日北東北チャリティーゴルフコンペ2025北東北コンペ
6月22日広島フォーラム実行委員会フォーラム関係
6月23日第2回シン・コッポンオリンピック西東京コンペ
6月25,26日栃木コンペ東京青商会結成30周年記念・第27回PICAPICACUP東京コンペ