ウリハッキョがない地方・地域で育つ同胞の子どもたちに、民族の言葉と文化にふれる機会を届けたい――。その思いを胸に始まった「青商会学園」が、今年で第4回を迎える。全国の仲間たちの支えによって育まれてきたこの学びの場が、2026年3月、広島朝鮮初中高級学校を舞台に再び開校する。
青商会学園は、通学環境や地域事情によりウリハッキョに通うことが難しい子どもたちに向けて、同胞社会の暖かさにふれ、仲間と出会い、自分を肯定できる場を提供する取り組みだ。ウリマル授業や民族文化体験、仲間と過ごすクラス会や運動会など、2泊3日のプログラムには「自分のルーツを知り、誇りを育む」ための仕掛けが詰まっている。これまでの参加者からは、「初めて同年代の同胞と出会えた」「ウリマルに自信がついた」「ナルゲに参加するきっかけになった」など、多くの声が寄せられてきた。学園は、子どもたちの心に確かな変化を生み出す場として成長している。
第4回となる今年は、内容面でもより充実した学びの場となるよう準備を進めている。昨年に続きウリマル授業は5コマに設定し、朝鮮大学校の学生たちがクラス担任として子どもたちと向き合う。民族文化体験では、歌・踊り・楽器・食・衣など、子どもたちが五感で文化を味わえるプログラムを用意している。さらに、運動会や全体集会、クラス会など、仲間づくりを後押しする時間も一層充実させていく。若い世代が中心となって子どもたちを支える構図は、青商会学園ならではの魅力だ。
また今年から、参加対象がより明確に整理された。ウリハッキョがない地方・地域の子どもたちに加え、インターネットウリマル教室「ナルゲ」受講生や、各地の土曜児童教室など準正規教育事業に参加している子どもたちを中心に受け入れる。これは、単発の体験にとどまらず、継続的な民族学習へとつながる流れをつくるための取り組みだ。さらに、学園をきっかけに「ナルゲ」や地域の土曜児童教室へ参加する場合も対象となり、子どもたちの学びの道筋をより丁寧に支える体制を整えている。
さらに今年は、学園の理念に共感するより多くの方々とともに場をつくるため、一般の支援者にも広く呼びかけるクラウドファンディングにも挑戦している。民族教育を支えたいという思いを持つ地域の方々や支援者の皆さまにも、学園づくりに参加していただく試みだ。一方で、青商会会員からの寄付は各地方青商会を通じて取りまとめる形とし、外部発信と内部協力の両輪で学園を支えていく。
子どもたちが、自分のルーツを誇りにしながら未来へ踏み出すために。
青商会学園は、その第一歩をともにつくる場であり続けたい。
そして今回の学園は、子どもたちの学びを支えると同時に、私たち会員が準正規教育への関心を高める契機にもなる。学園をきっかけに、青商会として、そして地域同胞社会とともに、その学びをどう支え、民族教育の輪をどう広げていくのかをともに考え、支える力を高めていきたい。
全国の会員の皆さまには、地方・地域の保護者への案内と動員に、今年も変わらぬご協力をお願いしたい。未来を担う子どもたちのために、青商会の力をもう一度ひとつに集める時が来ている。
【名前】 申景秀 シンキョンス
【年齢】 40 1985生
【所属地域】埼玉県
【出身地】埼玉県
【職業】弁護士
①好きな言葉/座右の銘
人はわが鏡、万象はわが師
「目の前で起きるすべての出来事(万象)は、自分を教え導くデータである」という教え
②会長を受けることになったエピソード
次期会長選出にあたり、私含む同級生3名が先輩から食事に招かれました。皆、責任の重さを理解しているからこその「譲り合い」の空気がありましたが、私は会食の冒頭で引き受けることをお伝えしました。
理由はシンプルです。三名の中では私自身が唯一の地元(埼玉)出身者であり、昔からこの地に根を張る者として、役割を担うのが最も道理にかなっていると考えたからです。誰かがやらねばならないのなら、条件の揃っている者が迷わず手を挙げる。それが組織にとっても、自分にとっても一番スッキリとした解決策だと思い、決断いたしました。
③思い出深い青商会活動など
すべてのイベントが素晴らしい思い出ですが、
個人的には、毎年、埼玉学校で行っている納涼祭には、大変な一方、やりがいを感じます。
今年、結成30周年を迎える埼玉青商会は、県内各地域の青年たちが集い、互いに学び合い、支え合いながら、同胞社会の未来を担う人材育成と地域活性化に取り組んでいます。
同胞青年たちの「出会い・挑戦・成長」を大切にし、会員同士の交流をはじめ、ウリハッセンたちを対象とした教育行事、さいたまYEGをはじめとする、地域団体との連携活動など、多彩な事業を展開しています。
①管轄【5】地域、会員数【34】名
②【主要イベント】
・オリニーランド
・チャリティフットサル&焼肉大会
・チャリティゴルフコンペ
・フィマンCUP
【ブロック名】北海道ブロック
【管轄地方】北海道全域
【会員数】21名
●ブロックの特徴や雰囲気
北海道唯一のウリハッキョである北海道朝鮮初中高級学校の卒業生が多く、幼い頃から仲睦まじく兄弟のように育ってきたことが特徴である。
そのため普段から年齢の垣根を越えて、気を遣いながら真摯に議論を深めている。また飲み会等では全員で楽しく過ごしている。
●青商会活動との結びつき
なんと言ってもブロックに一つしかないウリハッキョに対する支援活動に全力を注いでいる。
北海道青商会伝統のチャリティーコンペである「コマカップ」や、学生募集事業、準正規教育網の構築など、さまざまな場面で役割を果たしている。
さらに今年は北海道朝鮮初中高級学校創立65周年を迎えるため、その記念事業でも先頭に立って取り組んでいきたい。
●「ブロックらしさ」を一言で
全員主役
●今期のスローガンや重点テーマ
今期は「ウリハッキョのため」をさらに掲げ、ウリハッキョを中心としたコミュニティーづくりを一層推進していきます。
●予定している主要イベントや取り組み
コマカップ
学校創立65周年記念連合同窓会など
●部署や推進チームの紹介
民族教育支援部
経済部
生活文化部
それぞれ部署会議を行い、年間計画に盛り込んでいます。
昨年30周年を迎え、更なる発展に向けた初年度となる今期、北海道青商会は全国で初めて結成された地方青商会としての誇りを胸に、全国のモデルとなれるよう全力で活動していきます。
前回に続いて今回のKYCファイルでは、70年の歴史に刻まれた朝青の伝統と活動について紹介します。
朝青は70年間、広範な同胞青年たちを支部と班に集め、民族性を育みながら次世代の継承者を次々と輩出してきました。
それは結成されてから今日まで変わらない朝青の使命があるからです。
朝青の使命とは一言で、「セセデ団体」、「大衆団体」としての役割を果たすこと。
そして持ち前の若さと勢いで直面する様々な困難にも率先して立ち向かってきました。
70年間朝青は何よりも、同胞青年たちに民族の言葉と歴史を教え民族性を育む活動を通して広範な同胞青年たちを集めていきました。
1960年代、総聯では民族教育を受けられなかった同胞たちに朝鮮語を教える活動が盛んに行われ、朝青も班の強化に力を入れるとともに、この活動に取り組みました。
「一分会にひとつの成人学校、一朝青班にひとつの青年学校」設置運動を繰り広げながら、1964年から1968年までの5年間で約10万人に朝鮮語教育をさせる目標を立て活動しました。
80年代には青年学校(仕事をしている同胞青年に朝鮮語を教える場)を1000個設置することを掲げ、2カ月の間に約6500人が受講しました。
余談ですが、近年同胞青年たちの民族性を育む活動が再注目される中で東京や北海道、福岡などを筆頭に青年学校を開講する動きが活発になっています。
対面とオンラインを駆使して一人ひとりのレベルに合った授業を行なうことで、受講者がハングル検定試験に合格するなど確かな実力を備えられる学びの場として同胞たちからも大変好評をいただいています。
民族性を育む活動は社会人だけではなく学生会(日本の中学、高校に通う同胞青年たちの組織)にまで及び、そんな学生会活動の中で最も力を入れているのが夏の恒例行事、サマースクールです。
通称「サマス」は1965年に始まりました。
全国規模の大交流会という形でクルーズ船の上や離島で行なうなどの様々な工夫をこらして、最も多くて1500人が集まるほど学生会の一大イベントへと成長していきました。
近年は都道府県ごとに開催しており、今年は朝青結成70周年に際して全地域でブロック開催を予定しています。(ぜひ多くの関心とサポートをいただけたら幸いです!!)
支部と班を中心に朝鮮人としてのアイデンティティーを育んでいった同胞青年たちは、私たちの権利を獲得するための活動でその力を遺憾なく発揮してきました。
祖国と日本を往来する権利を獲得する際には大阪から東京まで徒歩行進を行ない日本市民たちの関心を集めたり、「外国人登録法」(外国人登録証の携帯義務や指紋押捺などを強要する法)を反対する際には300万人署名活動を繰り広げるなど(結果的に351万人の署名が集まった)、日本社会に大きなインパクトを残した歴史の先頭には常に朝青がいました。
特に高体連主催のインターハイに朝高生が参加できるよう訴えかけたり、朝鮮学校学生たちにJRの学生割引が適用されるために街頭に立ってビラを配るなど、朝青員たちはかわいい後輩たちのために常に尽力してきました。
そして今も「高校無償化」や幼保無償化、補助金の停止など民族教育を標的にするあらゆる差別に率先して立ち上がり、声を上げ続けています。
朝青はこのような実践活動を通して次の代を継ぐリーダーたちをひとり、またひとりと輩出してきました。
同胞青年たちを集め民族性を育み、継承者たちを育ててきた朝青の70年。
現在、青商会や女性同盟、総聯の支部や分会などで活躍し、その名のとおり同胞社会を守っている先輩たちの多くが朝青活動を経験した卒業生のはずです。
総聯が70年の歴史を紡いでこられたのは、若い同胞青年たちを朝鮮人として育ててきた朝青があったからと言っても過言ではないでしょう。
そしてその使命の重さと誇りを誰よりも自覚しているのも私たち朝青です。
結成当初からの使命と70年を通して築き上げてきた伝統を心に刻み、70周年を輝かせる活動を通して結成100年までの明るいビジョンを打ち出そうというのが今の朝青のメンタリティーです。
これからも同胞社会を先頭で盛り上げ、新しい時代を切り拓いていく朝青の活躍にご注目ください。
| 2月3日 | 北関東ブロック研修会 |
| 2月7日 | 東北ブロック研修会 |
| 2月10日 | 第4回コッペギCUP(千葉) |
| 2月14日 | 関東ブロック研修会 |
| 2月15日 | 九州ブロック研修会 |
| 2月18日 | 第1回CPMセミナー(上野) |
| 2月22日 | 中部ブロック研修会 |