KYCファイル2025.12

第29期KYC運動の表彰改定について

第29期KYC運動表彰では、既存の表彰基準から変更がありますので詳細は以下をご覧ください。

最優地方KYC賞

今期の運動の目的と目標を達成し、全国の模範となった地方青商会

最優秀地域KYC賞

優秀KYC賞の要件を満たし、今期の運動の目的と目標を達成し、今期の運動においてトップランナーと認めた地域

優秀KYC賞

第29期中央青商会の事業計画に沿った5つの基準を満たした地域(または地方)
※すべての基準を満たせなくとも表彰対象となる可能性あり

特別賞<青商会・アップデート賞>

今期の運動で特別に評価すべきと中央青商会が認めた地方または地域青商会

部門別KYC賞

中央常任幹事会の推薦枠として、 7つの部門を表彰

特別賞<青商会・アップデート賞>

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青商会 UPDATE!!

新会長紹介

神奈川県青商会

【名前】徐拓也(そ・てぎゃ)

【年齢】38歳(1987年生)

【所属地域】神奈川県中北地域

【出身地】相模大塚

【職業】飲食店経営

■会長について

①好きな言葉/座右の銘

「熱は電導する」

「생각이 길면 용기는 사라진다」

②会長を受けることになったエピソード

・最後は神奈川朝高50期の同級生が背中をおしてくれた。

③思い出深い青商会活動など

・コロナ時期の苦しいときに地域会長をやっていて、言い訳せずに逃げずに正面突破して、中央総会にて全国会長賞を受賞したこと。

■神奈川県青商会について

①管轄【8】地域、会員数【68】名

②今期の目標やスローガン、主要イベント、部署紹介など

 

【スローガン】

▶一心突破

 

【ミッション】

▶民族教育支援事業:年間1200万以上の経済援助

▶組織力強化:会員を100名に拡大

▶30周年事業:来年2月に県下初級部創立80周年を記念して特別な体験を提供

 

【主要イベント】

1月 県拡大幹事会、30周年事業記念式典

2月 初級部特別イベント

4月 チャリティーゴルフ

6月 青商会学園

その他:ハルロドン、オリニフェスタ、女性部会活動、歴代会長会合

岡山県青商会

【名前】高正寿 (コチョンス)

【年齢】43(1982.11/2)

【所属地域】岡山県(倉敷市)

【出身地】愛媛県(大阪生まれ)

【職業】自営

■会長について

①好きな言葉

「クールな頭じゃない、ホットなハートが必要なんだ」

 

「夢はでっかく根は深く」

 

座右の銘

「気合、根性、義理、人情」

「成功の反対は失敗じゃない、諦めだ」

 

②会長を受けることになったエピソード

👉四国愛溢れる事から、10年住んでもずっと岡山を地元と捉えられてなかった自分に、信頼する後輩から言われた。「娘も息子も岡山ハッキョに入って、いつまで四国四国言っているんですか!」と。

 

👉その後輩が中央会長に就任する事になり、大先輩から「後輩を支える美学、嫌いか?」と言われしびれました!

 

③思い出深い青商会活動など

「自ら楽しみながら地域を盛り上げる」をモットーに始めたノレ部隊

■岡山県青商会について

①管轄【岡山】地域、会員数【32】名

②今期の目標やスローガン、主要イベント、部署紹介など

岡山県青商会第11期では「青商会実践!」のスローガンのもと築き上げてきた土台に沿って、同胞社会の<主導>と<ハブ>となるべく、全ての分野で実践を通じ明確な成果と変化をもたらすことを目標に掲げています。民族教育支援事業、組織建設事業、会員拡大事業、財政事業の4つの柱を立て11期期間に新しい形の岡山県青商会を築くことを目的としています。特に岡山県青商会伝統の一つである『I LOVEハッキョチャリティゴルフコンペ』、中四国地方ブロック共同で行っている『ピカピカミレキャンプ』は民族教育発展のために欠かすことのできないイベントとなっています。岡山県青商会では幹事会を強化し、幹事ひとりひとりの自主性を高め、全員が一丸となって青商会活動に100%取り組む決意です。

朝青活動紹介

70年の歴史に刻まれた朝青の伝統

運動を先頭で牽引してきたセセデ団体としての朝青

前回に続いて今回のKYCファイルでは、70年の歴史に刻まれた朝青の伝統と活動について紹介します。

朝青は70年間、広範な同胞青年たちを支部と班に集め、民族性を育みながら次世代の継承者を次々と輩出してきました。

それは結成されてから今日まで変わらない朝青の使命があるからです。

朝青の使命とは一言で、「セセデ団体」、「大衆団体」としての役割を果たすこと。

そして持ち前の若さと勢いで直面する様々な困難にも率先して立ち向かってきました。

70年間朝青は何よりも、同胞青年たちに民族の言葉と歴史を教え民族性を育む活動を通して広範な同胞青年たちを集めていきました。

1960年代、総聯では民族教育を受けられなかった同胞たちに朝鮮語を教える活動が盛んに行われ、朝青も班の強化に力を入れるとともに、この活動に取り組みました。

「一分会にひとつの成人学校、一朝青班にひとつの青年学校」設置運動を繰り広げながら、1964年から1968年までの5年間で約10万人に朝鮮語教育をさせる目標を立て活動しました。

80年代には青年学校(仕事をしている同胞青年に朝鮮語を教える場)を1000個設置することを掲げ、2カ月の間に約6500人が受講しました。

余談ですが、近年同胞青年たちの民族性を育む活動が再注目される中で東京や北海道、福岡などを筆頭に青年学校を開講する動きが活発になっています。

対面とオンラインを駆使して一人ひとりのレベルに合った授業を行なうことで、受講者がハングル検定試験に合格するなど確かな実力を備えられる学びの場として同胞たちからも大変好評をいただいています。

民族性を育む活動は社会人だけではなく学生会(日本の中学、高校に通う同胞青年たちの組織)にまで及び、そんな学生会活動の中で最も力を入れているのが夏の恒例行事、サマースクールです。

通称「サマス」は1965年に始まりました。

全国規模の大交流会という形でクルーズ船の上や離島で行なうなどの様々な工夫をこらして、最も多くて1500人が集まるほど学生会の一大イベントへと成長していきました。

近年は都道府県ごとに開催しており、今年は朝青結成70周年に際して全地域でブロック開催を予定しています。(ぜひ多くの関心とサポートをいただけたら幸いです!!)

 

支部と班を中心に朝鮮人としてのアイデンティティーを育んでいった同胞青年たちは、私たちの権利を獲得するための活動でその力を遺憾なく発揮してきました。

祖国と日本を往来する権利を獲得する際には大阪から東京まで徒歩行進を行ない日本市民たちの関心を集めたり、「外国人登録法」(外国人登録証の携帯義務や指紋押捺などを強要する法)を反対する際には300万人署名活動を繰り広げるなど(結果的に351万人の署名が集まった)、日本社会に大きなインパクトを残した歴史の先頭には常に朝青がいました。

特に高体連主催のインターハイに朝高生が参加できるよう訴えかけたり、朝鮮学校学生たちにJRの学生割引が適用されるために街頭に立ってビラを配るなど、朝青員たちはかわいい後輩たちのために常に尽力してきました。

そして今も「高校無償化」や幼保無償化、補助金の停止など民族教育を標的にするあらゆる差別に率先して立ち上がり、声を上げ続けています。

朝青はこのような実践活動を通して次の代を継ぐリーダーたちをひとり、またひとりと輩出してきました。

 

同胞青年たちを集め民族性を育み、継承者たちを育ててきた朝青の70年。

現在、青商会や女性同盟、総聯の支部や分会などで活躍し、その名のとおり同胞社会を守っている先輩たちの多くが朝青活動を経験した卒業生のはずです。

総聯が70年の歴史を紡いでこられたのは、若い同胞青年たちを朝鮮人として育ててきた朝青があったからと言っても過言ではないでしょう。

そしてその使命の重さと誇りを誰よりも自覚しているのも私たち朝青です。

結成当初からの使命と70年を通して築き上げてきた伝統を心に刻み、70周年を輝かせる活動を通して結成100年までの明るいビジョンを打ち出そうというのが今の朝青のメンタリティーです。

これからも同胞社会を先頭で盛り上げ、新しい時代を切り拓いていく朝青の活躍にご注目ください。

今月の主要日程

12月4日東北コリビジ  
12月5日NPO法人ウリハッキョ定期総会
12月6日埼玉総会
12月12-13日第2回学校運営に関する経験交換会